2009年01月31日
官民協働による子どもの芸術体験サポートシステム
昨日。夜に行う文化政策レクチャーの資料が滋賀から今日届くので、自宅待機。お昼直前に届いたので午後から外出ができるようになってほっとしました。レクチャー開催準備もあるのですが、長女の国公立大学入学願書を出しに行かなくてはいけなかったので。銀行&郵便局に緊張しながら行ってきました。
さて、文化政策レクチャー。滋賀県の県民文化課長・門脇宏さんと「しが文化芸術学習支援センター」トータルコーディネーター・津屋結唱子さんのお2人からセンターの取り組みやそこに至る経緯などをお話いただきました。また、後半には主催者である福岡市文化芸術振興財団やNPO法人子ども文化コミュニティ、そしてアートサポートふくおかが関わる、福岡での子どもの芸術体験に関する取り組みも報告、ゲストのお2人からコメントをいただきました。
一つひとつ手作りのオーダーメイド授業を年間何十回も重ねていく津屋さんのバイタリティには圧倒されます。活動のクオリティが高いからこそ、子どもたちの輝く様子が多くの関係者の胸を打ち、学校・文化施設・行政・企業などさまざまなアクターと連携ができるのでしょう。門脇課長の「とにかく現場を見に行くことが大切。自分だけでなく上司や部下にも積極的に現場を見てもらっている」という言葉が印象に残っています。これは一見当たり前のことのようでいて、実は実現するのがとても難しいこと。相手が思うように動かなかったとしても、それを責めることはできないし、「なぜできないの?」「」なぜこうなの?」という苛立ちでは、何も進展させられないですからね。最後に発言していただいた福岡市の市民活動推進担当・Eさんは、協働(福岡市的には「共働」)を恋愛に例えましたが、私は末永く継続する関わりという意味では夫婦の関係のように思えます。ただ、協働はあくまで手段であって、達成すべき目的を一緒に追求する意味があってこそ行うもの。協働そのものに満足したり、誰かの不満につながるものであってはいけません。当事者にとって、関係者にとって、そして地域社会にとって、協働の意味が見いだせる、無理のない寄り添い方ができればいいですね。
しが文化芸術学習支援センターについて
http://www.shiga-bunshin.or.jp/saport_center/index.html
さて、文化政策レクチャー。滋賀県の県民文化課長・門脇宏さんと「しが文化芸術学習支援センター」トータルコーディネーター・津屋結唱子さんのお2人からセンターの取り組みやそこに至る経緯などをお話いただきました。また、後半には主催者である福岡市文化芸術振興財団やNPO法人子ども文化コミュニティ、そしてアートサポートふくおかが関わる、福岡での子どもの芸術体験に関する取り組みも報告、ゲストのお2人からコメントをいただきました。
一つひとつ手作りのオーダーメイド授業を年間何十回も重ねていく津屋さんのバイタリティには圧倒されます。活動のクオリティが高いからこそ、子どもたちの輝く様子が多くの関係者の胸を打ち、学校・文化施設・行政・企業などさまざまなアクターと連携ができるのでしょう。門脇課長の「とにかく現場を見に行くことが大切。自分だけでなく上司や部下にも積極的に現場を見てもらっている」という言葉が印象に残っています。これは一見当たり前のことのようでいて、実は実現するのがとても難しいこと。相手が思うように動かなかったとしても、それを責めることはできないし、「なぜできないの?」「」なぜこうなの?」という苛立ちでは、何も進展させられないですからね。最後に発言していただいた福岡市の市民活動推進担当・Eさんは、協働(福岡市的には「共働」)を恋愛に例えましたが、私は末永く継続する関わりという意味では夫婦の関係のように思えます。ただ、協働はあくまで手段であって、達成すべき目的を一緒に追求する意味があってこそ行うもの。協働そのものに満足したり、誰かの不満につながるものであってはいけません。当事者にとって、関係者にとって、そして地域社会にとって、協働の意味が見いだせる、無理のない寄り添い方ができればいいですね。
しが文化芸術学習支援センターについて
http://www.shiga-bunshin.or.jp/saport_center/index.html
2009年01月29日
ケーブルTV
終日、春日。毎月1回、翌月OAの地元ケーブルTV局の番組をまとめて収録しています。センターの主催イベント情報を流してもらえるありがたい機会です。今日は2月分の情報5本を収録。収録時間2時間・・・放送時間はたぶん全部で10分程度。特に今回は当方で撮影したビデオを簡単に編集してDVDに落して渡す、というお約束をしていたネタがあり、朝から機材を前に苦闘しました。ああ、1年分働いた気がする。
明日は文化政策レクチャー。最後になって参加者が増えたので資料の準備が再度必要になりました。こういうとき、ちゃんとした事務所がなくて、量が多いコピーはコンビニかキンコーズに走らねばならない身は不便です。お天気は雨。寒くはなさそうなのがせめてもの救いです。
明日は文化政策レクチャー。最後になって参加者が増えたので資料の準備が再度必要になりました。こういうとき、ちゃんとした事務所がなくて、量が多いコピーはコンビニかキンコーズに走らねばならない身は不便です。お天気は雨。寒くはなさそうなのがせめてもの救いです。
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22:32
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2009年01月28日
動かない
県内のある市の職員さんと文化振興条例やビジョンについて懇談。吉塚の県ボラで待ち合わせしたのですが、JRの駅に行ったら北九州で橋から垂れ下がったロープが架線に接触したという事故で大幅にダイヤが乱れていました。ニュースで見た事故が自分に降りかかるとは。別の用件も片付けようとかなり早目に家を出たのに遅刻。動かない列車に長時間乗り続けるのはクタビレます。
その後、天神に出て30日の文化政策レクチャーの準備のため金融機関やキンコーズへ。それからバスに乗って実家に向かったら、これがまた。学校の下校時間と重なりすし詰めのうえに道路工事で片側通行の箇所があって、立ったまま長時間の難行苦行。
交通機関に振り回された1日でした。
その後、天神に出て30日の文化政策レクチャーの準備のため金融機関やキンコーズへ。それからバスに乗って実家に向かったら、これがまた。学校の下校時間と重なりすし詰めのうえに道路工事で片側通行の箇所があって、立ったまま長時間の難行苦行。
交通機関に振り回された1日でした。
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21:46
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2009年01月27日
混浴温泉世界
4月から別府で開催される「混浴温泉世界(別府現代芸術フェスティバル2009)」の福岡でのプレス発表に行きました。プレス発表とはいっても私のような一般人にもオープンですから、けっこうたくさんの方が来られていました。中心的な役割を果たしているNPO法人BEPPU PROJECTの活動に関する簡単な紹介や今回のフェスティバルのコンセプトなどがうかがえました。アートがまちにできること、それも別府だからできることの追及にこだわっている感じ。ステキです。おもしろかったのは、若いスタッフの方々が「頼みもしないのに」集まってきている、という話。しかも県外から、必ずしも美術に関心があるわけでもないのに。おもしろいアートイベントはほんとに吸引力がありますね。昨年、東京のトヨタ自動車でお会いした坂本倫子さんもスタッフの一員。いずれ福岡にお招きして詳しくお話をうかがってみたいと思っています。
このフェスティバル、私は絶対行こうと思っているのですが、イベントスケジュールが明らかになるのは2月6日ごろ、チケット発売は2月8日予定だそうです。宿泊場所の情報とかもほしいなぁ。
このフェスティバル、私は絶対行こうと思っているのですが、イベントスケジュールが明らかになるのは2月6日ごろ、チケット発売は2月8日予定だそうです。宿泊場所の情報とかもほしいなぁ。
2009年01月26日
節約?
県立美術館協議会。年に1度の会議。厳しい財政状況は相変わらず。現場の学芸員さんが大変な状況なのも相変わらず。現状が来るべき明るい未来への模索だと思いたいです。
そのあと、来月実施する福岡市東区香椎校区の子どもたちの展覧会鑑賞と創作ワークショップに関する打ち合わせ。そして別件の演劇ワークショップの打ち合わせなどなど。
帰宅して発覚した衝撃の事実。いつも使い捨てカイロはミニサイズを購入していた私。子どもたちが制服のポケットに入れるのにはミニのほうが都合がいいと思ってのことだったのに、子どもたちは「節約?」と思っていたとのこと。普通サイズのカイロをお友だちに恵んでもらったと聞いてショック。うちはそこまで困ってないのよ。今度大きいの買ってくるから。
そのあと、来月実施する福岡市東区香椎校区の子どもたちの展覧会鑑賞と創作ワークショップに関する打ち合わせ。そして別件の演劇ワークショップの打ち合わせなどなど。
帰宅して発覚した衝撃の事実。いつも使い捨てカイロはミニサイズを購入していた私。子どもたちが制服のポケットに入れるのにはミニのほうが都合がいいと思ってのことだったのに、子どもたちは「節約?」と思っていたとのこと。普通サイズのカイロをお友だちに恵んでもらったと聞いてショック。うちはそこまで困ってないのよ。今度大きいの買ってくるから。
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22:39
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2009年01月25日
紙飛行機
雪!雪!
終日、春日。今日は歩いて行きました。チャリではさすがにコワイので。
人財づくり講座とロビーコンサートを組み合わせて、実習つきの講座を実施。講座では、皆さんの企画で来年度事業として実施できそうなワークショップネタを検討したのですが、ひょんなことから紙飛行機の話になり、まあ、おじさんたち盛り上がること! こんなに乗り気になるネタならイケるのかもしれませんね。「紙飛行機づくりワークショップ」、詳細を詰めるべく言い出しっぺの方に講師候補をあたっていただくことに。そして第2案も同時に進行、ですよ。次が楽しみ。後半、みんなで実施する企画じゃなくて、各自の企画のブラッシュアップも少しやりました。それぞれに、ほかのメンバーの意見によって磨かれていくと思います。これも期待してます。
終日、春日。今日は歩いて行きました。チャリではさすがにコワイので。
人財づくり講座とロビーコンサートを組み合わせて、実習つきの講座を実施。講座では、皆さんの企画で来年度事業として実施できそうなワークショップネタを検討したのですが、ひょんなことから紙飛行機の話になり、まあ、おじさんたち盛り上がること! こんなに乗り気になるネタならイケるのかもしれませんね。「紙飛行機づくりワークショップ」、詳細を詰めるべく言い出しっぺの方に講師候補をあたっていただくことに。そして第2案も同時に進行、ですよ。次が楽しみ。後半、みんなで実施する企画じゃなくて、各自の企画のブラッシュアップも少しやりました。それぞれに、ほかのメンバーの意見によって磨かれていくと思います。これも期待してます。
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2009年01月24日
新PC
雪!
春日で人形劇団クラルテ公演「11ぴきのねこふくろのなか」。寒さの影響が客足に出たら・・・と思っていましたが、作品の人気の高さでしょうか、たくさんのご来場でした。
PC、買いなおしました。スクリーンを斜め45度に倒さないとまっくらになってしまう恐ろしいヤツはさようなら。今日から一回り小さい新PCです。使い方がいまひとつわかりませんが、とにかく使ってます。
春日で人形劇団クラルテ公演「11ぴきのねこふくろのなか」。寒さの影響が客足に出たら・・・と思っていましたが、作品の人気の高さでしょうか、たくさんのご来場でした。
PC、買いなおしました。スクリーンを斜め45度に倒さないとまっくらになってしまう恐ろしいヤツはさようなら。今日から一回り小さい新PCです。使い方がいまひとつわかりませんが、とにかく使ってます。
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22:33
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2009年01月23日
回り道
午前、芸術体験講座で太刀洗町の小学校へ。アーティストは西流(ウエスト・カレント)さん。学校に到着すると、「インフルエンザの流行で欠席者が多い。校医の先生から、尺八体験の楽器を使いまわすのを避けるように言われた」とのお達しで仰天。尺八は口にくわえたりしないんですが、数本の尺八を使用し交代での体験、交代時にウエットティッシュなどでキレイに拭いて次の子に渡す、というやり方が通常なので「感染源」と誤解される可能性はあります。やむを得ず仰せに従いました。さて、尺八体験の時間をどう構成したものか・・・。西流・山崎箜山さんが「ペットボトルがあれば、同じ様な感覚を体験できます」と言ってくださったので、急遽、ペットボトルを用意してもらい事なきを得ました。冬場の体験講座はコワイです。
これが今年度最後の芸術体験講座。なにはともあれ終わってほっとしました。
午後、大学4年生で芸術の魅力を広げたりイベントを実施することに興味があるという方と面談。「就職相談」なんですけど、ほかの職業や経験を積んで回り道するほうがよいかもよ、とオススメしておきました。私自身がそうでしたし、回ってきた道筋はほとんどすべて今に生かせていると思うので。
これが今年度最後の芸術体験講座。なにはともあれ終わってほっとしました。
午後、大学4年生で芸術の魅力を広げたりイベントを実施することに興味があるという方と面談。「就職相談」なんですけど、ほかの職業や経験を積んで回り道するほうがよいかもよ、とオススメしておきました。私自身がそうでしたし、回ってきた道筋はほとんどすべて今に生かせていると思うので。
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22:18
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2009年01月22日
まっくろくろすけ
昨日午前、北九州市内の小学校で5年生対象に芸術体験講座「ジャズダンス」。シン・ダンシング・ブリーズの巽慎之介さん、SHIZUKAさんとご一緒。この学校はノリのいい先生方のもと、運動会でリズム感あふれるダンスに取り組んでいたので、今回はその発展形として企画。授業は90分1回きりですが、この授業からさらに展開して、担任の先生方のご指導のもと、6年生を送る会で披露する作品へと進化する予定。指導のヒントも講師のお2人からたくさんいただきました。
午後は福岡市内の小学校で、アートサポートふくおかのコーディネートによる音楽の授業の打合せ。声楽家の亀井直子さんとご一緒です。卒業式を控えた5,6年生を対象に合唱指導とソプラノの歌唱を鑑賞。昨年も実施して今回もぜひ、と言っていただいた学校です。
PCが突然の不調。スクリーンがまっくらです。ノートパソコンなのですが、スクリーンを45度くらい閉じかけると明るくなります。接触が悪い感じ。完全に見えなくなる前に買い直すことにしました。新しいPCが用意できるまで、まっくろくろすけにならないでね~。
午後は福岡市内の小学校で、アートサポートふくおかのコーディネートによる音楽の授業の打合せ。声楽家の亀井直子さんとご一緒です。卒業式を控えた5,6年生を対象に合唱指導とソプラノの歌唱を鑑賞。昨年も実施して今回もぜひ、と言っていただいた学校です。
PCが突然の不調。スクリーンがまっくらです。ノートパソコンなのですが、スクリーンを45度くらい閉じかけると明るくなります。接触が悪い感じ。完全に見えなくなる前に買い直すことにしました。新しいPCが用意できるまで、まっくろくろすけにならないでね~。
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2009年01月22日
マニフェスト
昨日、西日本新聞夕刊に私のコメントが掲載されました。オバマ新大統領の就任について。なんか「分析」までしたようで、エラそうですみません。記者さんには、オバマさんのマニフェストに芸術文化支援についてふれた部分があるという話をしていたのですが、あとで考えると専門的すぎて使いづらかったのでしょう。オバマさんの芸術支援策は、グローバル経済を勝ち抜くためにアメリカ国民の創造性を向上させることが必要で、そのために芸術支援に力を入れていく、というような内容。近年の創造都市論の流れにくみするものだと思います。こういうマニフェストがあることを、(社)企業メセナ協議会の機関誌で知りました。下記のサイトで、ニッセイ基礎研究所の吉本さんがコメントとともにマニフェストの内容を紹介しています。
http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2008/eye081212.html
http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2008/eye081212.html
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22:13
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2009年01月20日
オバマさん就任
4月以降の予定が埋まり始めました。世の中の来年度予算が見えてきたら動き始めるだろうなと思っていましたが、そろそろ来ました。来年度はどんな1年になるのかなぁ。
アメリカ・オバマさんの就任式典がもうすぐです。オバマさん47歳、同世代だということで西日本新聞からコメントを求められました。びっくり。同世代なんですね。私がしゃべったこと、記者さんに理解してもらえたでしょうか。明日夕刊に載るそうです。
アメリカ・オバマさんの就任式典がもうすぐです。オバマさん47歳、同世代だということで西日本新聞からコメントを求められました。びっくり。同世代なんですね。私がしゃべったこと、記者さんに理解してもらえたでしょうか。明日夕刊に載るそうです。
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21:48
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2009年01月18日
フルートコンサート
午前、春日で人形劇団クラルテによるワークショップ。24日(土)に「11ぴきのねこふくろのなか」の公演があるのにちなみ、人形劇の世界を知ってもらうための企画でもあります。物語の登場人物(?)であるネコやウヒアハになるべく紙で耳とかヒゲとかシッポをつくり、大きな新聞紙で作ったふくろのなかに入るシンプルな構成。単純に楽しい時間でした。
午後、宗像ユリックスへ。(財)地域創造の公共ホール音楽活性化支援事業で行われた「荒川洋フルートコンサート」を聞きに行きました。荒川さんとギターのマーチンさんとは、昨年、入間市での「おんかつ」でご一緒したし、宗像ユリックスは小野明子さん(Vn)片岡リサさん(筝)ペアで「おんかつ」を実施した際にアシスタントコーディネーターとしてご一緒したところ。荒川さんのフルート、マーチンさんのギターともに端正で清潔感あふれる演奏なので、ご一緒した入間市での数日間はとてもシアワセでした。今日のコンサートを聴きながら、やっぱりいいなぁと再確認。昨年、宗像で実施した「おんかつ」の担当者の方にお話を聞くと、ホールでのコンサートの前に地域で実施したミニコンサートのおかげでホールと地域のつながりが深まった様子。ものすごく手間のかかる事業なので、あとに残るものがないと大変すぎる気がしていたのですが、成果を感じ取っていただいているようなので、ホッとしました。今回も、地域でのミニコンサートを聴いてホールに足を運んだ方はかなり多かった様子。つれてきたお友だちに、荒川さんが宗像のために作曲した歌のことなどを一生懸命説明しているお客さまもいらっしゃいました。
終演後、荒川さん、マーチンさんにご挨拶して、用意してきた博多の棒ラーメンを手渡し。お2人とも「福岡に呼んでくださいよ」と言われていました。荒川さんはもつ鍋好きですしね。
午後、宗像ユリックスへ。(財)地域創造の公共ホール音楽活性化支援事業で行われた「荒川洋フルートコンサート」を聞きに行きました。荒川さんとギターのマーチンさんとは、昨年、入間市での「おんかつ」でご一緒したし、宗像ユリックスは小野明子さん(Vn)片岡リサさん(筝)ペアで「おんかつ」を実施した際にアシスタントコーディネーターとしてご一緒したところ。荒川さんのフルート、マーチンさんのギターともに端正で清潔感あふれる演奏なので、ご一緒した入間市での数日間はとてもシアワセでした。今日のコンサートを聴きながら、やっぱりいいなぁと再確認。昨年、宗像で実施した「おんかつ」の担当者の方にお話を聞くと、ホールでのコンサートの前に地域で実施したミニコンサートのおかげでホールと地域のつながりが深まった様子。ものすごく手間のかかる事業なので、あとに残るものがないと大変すぎる気がしていたのですが、成果を感じ取っていただいているようなので、ホッとしました。今回も、地域でのミニコンサートを聴いてホールに足を運んだ方はかなり多かった様子。つれてきたお友だちに、荒川さんが宗像のために作曲した歌のことなどを一生懸命説明しているお客さまもいらっしゃいました。
終演後、荒川さん、マーチンさんにご挨拶して、用意してきた博多の棒ラーメンを手渡し。お2人とも「福岡に呼んでくださいよ」と言われていました。荒川さんはもつ鍋好きですしね。
2009年01月17日
小吉
長女のセンター試験初日。朝食の食卓に、なぜか「おみくじつき綿棒」の箱が置いたままに。これは一昨年の忘年会のときに私がもらったくじ引きの景品。夕べ、次女が耳掃除に使ってそのまま置き忘れたと思われます。この綿棒を見たダンナがウッカリおみくじを引いてしまい、黙ってもとに戻しました。これから試験を受けに行く長女を前に、そらー感じ悪い!と突っ込んだら「小吉」だったとのこと。ビミョー。
今日は終日自宅兼事務所でDM送付作業や原稿作成などデスクワーク。お問合せ&ご相談の長い電話も入りましたが、ほぼ予定は終了。
夜、帰宅した長女に首尾を尋ねると「・・・今年は傾向が変わったみたい」と一言。ビミョー。
今日は終日自宅兼事務所でDM送付作業や原稿作成などデスクワーク。お問合せ&ご相談の長い電話も入りましたが、ほぼ予定は終了。
夜、帰宅した長女に首尾を尋ねると「・・・今年は傾向が変わったみたい」と一言。ビミョー。
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21:11
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2009年01月15日
本当に必要なところに届いているのか?
午前、北九州市の小学校で芸術体験講座、邦楽。NPO法人福岡邦楽芸術文化振興会さんが、たくさんの体験用楽器を使用して授業を実施してくださいました。学校も大変協力的で、近くの中学校の備品である筝を借りてくださるなど、みなさんのご協力のおかげで充実した授業になりました。今回は板張りの床に座っての筝体験だったので、あらかじめ子どもたちに「家から座布団を持ってくる」ことをお願いしていたのですが、「家に座布団がない」子が大半だったようでバスタオルやクッションがずらりと並びました。イマドキはそんなもんかぁ。
また、教務主任の先生におうかがいした興味深い実態。「本校の児童は落ち着いているので、こうした授業も実施できますが、子どもの状況がよくないと、そもそも申込みをしません。本当は問題を抱えた子たちにこそさまざまな体験が必要なんですが・・・」。そう。アートの力を子どもたちのために生かす、ということを考えたとき、アーティストが学校に行く制度ができたらOK、ではないのです。本当に必要な子どもたちのところに届いていないかも、なのですよ。
午後、実家の父の様子を見に行くつもりでしたが、時間的にどうしても難しくなったので、電話で様子をうかがうだけに。夕方の打合せまでの空いた時間、「手袋がない」という次女のために買い物。ところが手袋なるものを売っているお店がみつからず、流浪するはめに。最近の若い衆は手袋をしないのでしょうか。爪を伸ばしてるから? ちなみに手袋をなくした次女、マフラーは「意味がわからん」、コートは「それはおかしい」と着ようとしません。ババシャツなどもってのほか。どうやって身を守るというのだ!
夕刻、県庁で芸術体験講座の今年度シメの作業と来年度に関する打合せ。成果の確認と課題の提起をしましたが、課題解決は行政のシステムのなかでは難しいかな? 協働事業につきものの制約。
また、教務主任の先生におうかがいした興味深い実態。「本校の児童は落ち着いているので、こうした授業も実施できますが、子どもの状況がよくないと、そもそも申込みをしません。本当は問題を抱えた子たちにこそさまざまな体験が必要なんですが・・・」。そう。アートの力を子どもたちのために生かす、ということを考えたとき、アーティストが学校に行く制度ができたらOK、ではないのです。本当に必要な子どもたちのところに届いていないかも、なのですよ。
午後、実家の父の様子を見に行くつもりでしたが、時間的にどうしても難しくなったので、電話で様子をうかがうだけに。夕方の打合せまでの空いた時間、「手袋がない」という次女のために買い物。ところが手袋なるものを売っているお店がみつからず、流浪するはめに。最近の若い衆は手袋をしないのでしょうか。爪を伸ばしてるから? ちなみに手袋をなくした次女、マフラーは「意味がわからん」、コートは「それはおかしい」と着ようとしません。ババシャツなどもってのほか。どうやって身を守るというのだ!
夕刻、県庁で芸術体験講座の今年度シメの作業と来年度に関する打合せ。成果の確認と課題の提起をしましたが、課題解決は行政のシステムのなかでは難しいかな? 協働事業につきものの制約。
2009年01月14日
キテマス
朝、銀行が開くより早く到着し、警備員さんとにらめっこしながら開店を待ち、開くと同時に振込みを済ませました。長女の大学入学願書を提出するために受験料の振込み。続いて郵便局へ駆け込み書留の速達で願書をバシッと叩きつけて、本日のメインイベント終了! 今日送らないと間に合わないかも、というタイミングで、朝イチの時間帯しか動けなかったのでヒヤヒヤでしたが、ああよかった。
福岡市文化芸術振興財団の事務所で30日の文化政策レクチャーに関する打合せ。準備の手間はかかりますが、それだけに貴重な機会になりそう。がむばります。
午後はお久し振りの福岡県芸術体験講座。1月に4校で実施して、今年度、私の担当分は終了です。今日はその1校目。筑前町の小学校で西流(ウエスト・カレント)さんによる邦楽の授業。体験は盛り上がって楽しみ、演奏やお話は集中して聞ける、メリハリのある子どもたち。校長先生は「小規模校のよさですね。大人数だと自分がきちんとしていなくても目立たないと思ってガヤガヤしだすものです」と言われていました。この学校は校長先生も教頭先生も前任校で芸術体験講座を実施されたことがあり、講座の内容を高く評価してくださっていました。実施4年目、じわじわキテマス。
福岡市文化芸術振興財団の事務所で30日の文化政策レクチャーに関する打合せ。準備の手間はかかりますが、それだけに貴重な機会になりそう。がむばります。
午後はお久し振りの福岡県芸術体験講座。1月に4校で実施して、今年度、私の担当分は終了です。今日はその1校目。筑前町の小学校で西流(ウエスト・カレント)さんによる邦楽の授業。体験は盛り上がって楽しみ、演奏やお話は集中して聞ける、メリハリのある子どもたち。校長先生は「小規模校のよさですね。大人数だと自分がきちんとしていなくても目立たないと思ってガヤガヤしだすものです」と言われていました。この学校は校長先生も教頭先生も前任校で芸術体験講座を実施されたことがあり、講座の内容を高く評価してくださっていました。実施4年目、じわじわキテマス。
2009年01月14日
新年会
昨日12日は成人の日。例年のごとく春日の施設は着飾った新成人でいっぱい。式典会場には入ろうとせず、寒いロビーでいつまでもおしゃべりに熱中。どこかの新聞記者が書いていましたが、この式典のために早朝から休日出勤している職員さんたちがいて、何ヶ月も前からアトラクションなどの準備をしてきた同じ新成人の準備委員の人もいて、そういう努力の上にこの日がある、ということへの想像力は、まだないのでしょうね。公共施設のロビーいっぱいに広がっていたらほかのお客さんのジャマになるとか、なんでわからないかなー。まあ、暴れたりする子がいないだけ、よしとすべきでしょうか。
13日、アートサポーターズネットワークの新年会。もともと多彩で多才な人が集まっているだけに、「じゃあ、近況を報告しあいましょう」といったら、話が広がったり、戻ったり、時間がかかることかかること。それが楽しいんですけどね。
13日、アートサポーターズネットワークの新年会。もともと多彩で多才な人が集まっているだけに、「じゃあ、近況を報告しあいましょう」といったら、話が広がったり、戻ったり、時間がかかることかかること。それが楽しいんですけどね。
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00:09
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2009年01月11日
つけおき
先日の滋賀からの帰り、電車のなかでおバカな若者の会話を聞いてしまいました。大学のある先生の講義が大変熱心で丁寧なんだけど、説明された内容は印象に残らないのですぐ忘れるよね、などという、わかりやすい講義をするべく努力されているであろう先生がガックリとヒザをついてしまいそうな話をしながら、「大体、微分積分て、なんやったかいな。先生の説明聞いたら分かったような気もしたけど、自分で説明しろって言われると2分で終わりそうや。つけおきのヤキバ?」 焼いた葉っぱを漂白剤につける図が浮かびましたが、そんなはずはなく「付け焼刃」ですよね。数学と国語、もっとがんばろうよ。
本日、春日で人財づくり講座。宿題にさせていただいた企画MEMO、多彩なアイデアが返ってきました。子ども系、会館の魅力発信系、民俗芸能系、そして意表をつかれたのは文化のまちづくりのための提言やボランティア活動推進のための仕組み提案も出てきたこと。それぞれにブラッシュアップすると同時に、みんなで練り上げ実施する企画も1つ、やってみることに。さて、どうなりますか。企画はつけおきのヤイバじゃなくて、十分練りましょうね。
本日、春日で人財づくり講座。宿題にさせていただいた企画MEMO、多彩なアイデアが返ってきました。子ども系、会館の魅力発信系、民俗芸能系、そして意表をつかれたのは文化のまちづくりのための提言やボランティア活動推進のための仕組み提案も出てきたこと。それぞれにブラッシュアップすると同時に、みんなで練り上げ実施する企画も1つ、やってみることに。さて、どうなりますか。企画はつけおきのヤイバじゃなくて、十分練りましょうね。
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2009年01月10日
文化政策レクチャーVol.5開催します
滋賀県の事例に学び、福岡版「子どもの芸術体験サポートシステム」構築の契機とする文化政策レクチャーVol.5「官民協働による芸術体験サポートのシステムを考える~滋賀県の事例から~」を開催します。今回、主催団体としてNPO法人子ども文化コミュニティ、福岡市、(財)福岡市文化芸術振興財団がご一緒してくださっています。ちょっと画期的?
1月30日(金)19:00、ぽんプラザホールでの実施です。一般参加者公募を開始しました。会場の広さのわりに定員を60名と少なめにしているのは、お話をうかがうだけでなく議論をしたいから。定員を超えてしまったら、参加をお断りする場合もありますので、あしからずご了承くださいね。
詳細はHPをご覧ください。
アートサポートふくおか
http://www.as-fuk.com
1月30日(金)19:00、ぽんプラザホールでの実施です。一般参加者公募を開始しました。会場の広さのわりに定員を60名と少なめにしているのは、お話をうかがうだけでなく議論をしたいから。定員を超えてしまったら、参加をお断りする場合もありますので、あしからずご了承くださいね。
詳細はHPをご覧ください。
アートサポートふくおか
http://www.as-fuk.com
2009年01月10日
万能薬ではないけれど
9日、滋賀の「しが県民芸術創造館」へ。「しが子ども文化芸術祭」の「県内文化施設等 教育プログラム事例報告会」と「車座会議」に参加することと、同時に今月末に福岡で開催する「文化政策レクチャー」のゲストと打ちあわせをするために行ってきました。
事例報告会は、しが県民芸術創造館や陶芸の森、琵琶湖博物館、びわ湖ホール、MIHO MUSEUMなどが学校と連携して行った授業の事例を報告されました。コメンテーターの言葉にもありましたが、現場をたくさん創り出すだけでなく、関係者あるいは関係者以外の人に向けて報告する機会を設定することは大切だな、とあらためて感じました。数をこなしていると「やりっぱなし」になりがちなので、振返ること、それも少し時間を置いてから冷静に振返ることを心がけようと、我が身を「振返り」ました。アートの力で子どもたちが変化していく感動的な映像やエピソードを交えた事例報告があり、会場の温かな雰囲気は、日頃「アートの社会的な意義」を力みながら説明している私にとってはうらやましいような別世界。やっぱり事例の積み重ね、でしょうか。
午後の「車座会議」には嘉田知事も参加され、1時間半、しっかり話を聞いて最後はコメントもして退席されました。次世代育成に芸術の力を生かすこと、それを「連携」によって実現することが県の重点プロジェクトとして位置づけられていればこそ、でしょう。でも、退席後、会場の参加者で高校教員の方から「本当は知事がおられるうちに言いたかったけれど・・・連携より先に学級定員の削減を。生徒に教師の言葉が届き、授業が成立する環境がつくれないと、美しい事例報告は単なるきれいごとになってしまう」という声がありました。切実です。アートは万能薬ではないし、芸術体験の有効性だけを中心に語るわけにもいかない・・・。それでも私は芸術体験が必要だと思うので、できることをやっていくしかないですね。
文化政策レクチャーは別便でご案内しますが、ゲストは「しが文化芸術学習支援センター」のコーディネーター・津屋結唱子さんと滋賀県県民文化課長の門脇宏さん。津屋さんは9日の催しの中心スタッフとしてクルクル動き回りながら私のためにも時間を割いてくださいました。門脇課長さんも議会のさなか、おつきあいくださって感謝です。レクチャーとは銘打ちますが、滋賀で子どもの芸術体験をサポートするシステムをつくった立役者のお2人に、その経緯や課題などをお聞きすると同時に、福岡版のシステムを模索する契機とします。こうご期待。
事例報告会は、しが県民芸術創造館や陶芸の森、琵琶湖博物館、びわ湖ホール、MIHO MUSEUMなどが学校と連携して行った授業の事例を報告されました。コメンテーターの言葉にもありましたが、現場をたくさん創り出すだけでなく、関係者あるいは関係者以外の人に向けて報告する機会を設定することは大切だな、とあらためて感じました。数をこなしていると「やりっぱなし」になりがちなので、振返ること、それも少し時間を置いてから冷静に振返ることを心がけようと、我が身を「振返り」ました。アートの力で子どもたちが変化していく感動的な映像やエピソードを交えた事例報告があり、会場の温かな雰囲気は、日頃「アートの社会的な意義」を力みながら説明している私にとってはうらやましいような別世界。やっぱり事例の積み重ね、でしょうか。
午後の「車座会議」には嘉田知事も参加され、1時間半、しっかり話を聞いて最後はコメントもして退席されました。次世代育成に芸術の力を生かすこと、それを「連携」によって実現することが県の重点プロジェクトとして位置づけられていればこそ、でしょう。でも、退席後、会場の参加者で高校教員の方から「本当は知事がおられるうちに言いたかったけれど・・・連携より先に学級定員の削減を。生徒に教師の言葉が届き、授業が成立する環境がつくれないと、美しい事例報告は単なるきれいごとになってしまう」という声がありました。切実です。アートは万能薬ではないし、芸術体験の有効性だけを中心に語るわけにもいかない・・・。それでも私は芸術体験が必要だと思うので、できることをやっていくしかないですね。
文化政策レクチャーは別便でご案内しますが、ゲストは「しが文化芸術学習支援センター」のコーディネーター・津屋結唱子さんと滋賀県県民文化課長の門脇宏さん。津屋さんは9日の催しの中心スタッフとしてクルクル動き回りながら私のためにも時間を割いてくださいました。門脇課長さんも議会のさなか、おつきあいくださって感謝です。レクチャーとは銘打ちますが、滋賀で子どもの芸術体験をサポートするシステムをつくった立役者のお2人に、その経緯や課題などをお聞きすると同時に、福岡版のシステムを模索する契機とします。こうご期待。
2009年01月08日
できることはなに?
午前、再びあすみんでチラシ印刷。自宅に戻ってDM送付作業。ほぼ完了したので、発送のタイミングを見計っています。
午後、春日。来年度予算の財政担当内示を受けてのミーティングなど。直営館なので、予算の内定がないと来年度事業が何も決まらないという大きなハンディがあります。直営館でもうまく問題をクリアしているところもありますけどね。難しいようです。
この状況で私にできることはナンだろうか。
あっちもこっちも年度末に向けてシゴトが動き出し、すでにくたびれてしまいました。ああ眠い。明日は5時起きで出張です。
午後、春日。来年度予算の財政担当内示を受けてのミーティングなど。直営館なので、予算の内定がないと来年度事業が何も決まらないという大きなハンディがあります。直営館でもうまく問題をクリアしているところもありますけどね。難しいようです。
この状況で私にできることはナンだろうか。
あっちもこっちも年度末に向けてシゴトが動き出し、すでにくたびれてしまいました。ああ眠い。明日は5時起きで出張です。
Posted by アートサポートふくおか at
21:24
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