2008年03月30日

しが文化サポーターズ会議

そして午後。「しが文化サポーターズ会議」へ。滋賀県内の美術館・博物館、公共ホールのボランティア、またはボランティアと協働している職員の方々が集まり、それぞれの取り組みの報告と交流を行う会議です。2月に実施された「気軽にどこでもアート交流事業」という、県内各地の文化施設が連携したイベントの振り返りをかねた催し。
「どこでもアート」は各文化施設が持っている体験型プログラムの見本市のような感じ。
詳しくはこちら↓
http://www.shiga-bunshin.or.jp/souzoukan/18_kigaruniart_top.html

サポーターズ会議は施設の種類や活動内容も多様で、大変刺激的。基調報告2人に実践事例の報告が14名とテンコモリの進行。私は勉強させてもらいに行ったのですが、報告者に回されてました。いや、いい機会をいただきました。ウチは文化ボランティアに関する活動をしているわけではありませんが、芸術家と学校・地域をつなぐコーディネーターの養成に取り組んでいることや、この取り組みから行政・公立文化施設のボランティア養成のお手伝いをする機会が増えていることなどを報告しました。ほかの皆さんの報告からボランティア同士のヨコのつながりが希薄だということ、ボランティアリーダー的な存在が育たないと企画立案から手がけるプロデューサー的な活動には展開しづらいことなどが見えてきました。風邪具合、ますます悪いのですが、行ってよかった滋賀県!
  


Posted by アートサポートふくおか at 23:54Comments(0)文化施設

2008年03月30日

芸術体験サポートの仕組み

早朝から滋賀行き。午前中は滋賀県立近代美術館で開催中の「美しいもの、本物に触れて!輝いて! 子ども作品展」に立ち寄り、「子どもの美術教育をサポートする会」の津屋結唱子さんにお会いしました。津屋さんは美術館・博物館、芸術家、文化ボランティアの連携によって学校の授業で子どもたちが本物の美しいモノに出会う活動を進めるコーディネーター。現場づくりだけでなく仕組みづくりにも手腕を発揮されている方です。ちょうど1年前、津屋さんがコーディネーターをされている「しが文化芸術体験サポートセンター」のことを教えていただきたくてインタビューに伺って以来の再会です。サポートセンターについてはこちら↓
http://www.shiga-bunshin.or.jp/saport_center/index.html

こういう官民協働による仕組みづくり、福岡でも参考にしたいと思います。津屋さんとお話していたら、ちょうど滋賀県の県民文化課長さんが顔を出され3人で話し込んでしまいました。課長さんは行政ではありえないほど長年にわたって同じポジションにおられ、とてもセンスのいい方。津屋さんと課長さんのタッグがあればこその先進的な協働の取り組みだと思います。近いうちにこのお2人を福岡にお招きし、当地で芸術体験サポートシステムづくりのキックオフにしたい・・・。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:44Comments(0)子どもの芸術体験

2008年03月29日

fafa おつかれさまでした

あ、近藤先生がコメントつけてくれてますね。お久しぶりです! 先生、携帯メールに返信しましたがエラーになりました。お尋ねの件は調べてからお電話しますね。
で、本日午前は福岡県立美術館で昨秋開催したfafa展のシメの実行委員会。宮本さんのご苦労がしのばるる決算でした。でも、参加したギャラリー等の客足が増えたとか、参加者同士の交流の機会になったとか、確実な成果があったようです。うれしいこと。こういう、なんというかお鍋をかき回すような活動をする人がちゃんと仕事としてやっていけるシステムをつくらなくては、私も含めて生きてはいけないですね。
午後、古賀市で文化のまちづくりリーダー会議。2週間前のシンポジウムの参加者アンケートにたくさんのコメントが集まったとのこと。まだまだ始まったばかりですが、文化のまちづくりの可能性を感じます。
明日は滋賀県に行ってきます。「しが文化サポーターズ会議」というのがあるのです。滋賀県内の文化施設ボランティアの方々の活動報告と交流などを行うと聞いて、様子を見に行こうと申し込んだらしっかり「報告者」側にされていました。参加予定者の名簿を見たら世間で話題のホールや博物館の方もおいでになる様子。「閉館」とかの話をする場ではありませんが、ボランティアと施設の関係などはしっかりうかがってきたいです。楽しみ。  


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2008年03月28日

あれやこれや

風邪具合悪し。しつこいセキがとれません。気づけば年度末のシメと新年度事業の準備、総会開催のための調整などなど、することがいっぱいぢやないの。困ったな。
本の刊行も遅れています。でもこれは私のせいではありません。私の作業はいつも最短の時間ですませてるんですが・・・。大学の講義開始に間に合うのだろうか。
福岡市文化芸術振興財団の演出コンペ企画「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」の審査結果が気になるのですが、ネットで検索しても出てくるのは観客賞を受賞した劇団の方のブログのみ。情報発信に熱心なところからの情報しか届かない。
あれやこれやでまとまらない1日。  


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2008年03月24日

ウィーンフィルハーモニー アンサンブル11

終日、春日。「ウィーン・フィルハーモニー アンサンブル11」の公演日。コンサートに先立ち、地元・春日高校吹奏楽部を対象とした公開クリニックを実施しました。11名のメンバーのうち4名が指導。楽器を持って高校生のなかに入り、一緒に演奏しながらの指導だったのでわかりやすかったのではないでしょうか。春日高校の生徒さん、キビキビしていてさわやかでした。
コンサートは託児つきだったのですが、保育士さんの手が足りず、私が助っ人に。赤ちゃんたちはずっと抱っこしていないといけなかったので、今も腕がしびれて上がりません。これもアートマネージャーの仕事・・・。  


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2008年03月22日

劇団アミカス

MLでも流しましたが、劇団アミカス第2回公演を観に行きました。一般市民を公募して、演劇を通じて男女共同参画に関する問題を一緒に考え話し合う活動を「劇団」の形態で続けていこうという珍しい試み。後藤香さんが指導・演出を担当されています。てゆーか、アミカスから相談を受けて後藤さんをご紹介したのは私ですが。最初は「素人さんが劇団活動ができるように指導してくれる人を知りませんか?」というような依頼でしたが、考えてみればこの「劇団」、芝居が上手になることだけが目標ではなく、演劇を通じていろんな人が共通の課題について考えたりすることが大切なわけで、指導者は芝居の指導ができればいいというものではないはず。そんなことを考えての人選でした。
ほんっとにお金がかかってない舞台で、後藤さんのご苦労がしのばれました。でも市民劇団の公演としてはなかなかなもの。いずれは劇団の自主的な活動として展開していってほしい、としているアミカス側ですが、適切なサポートは必要でしょう。その体制をどのようにつくれるかが課題のような気がします。
http://www.amikas.or.jp/cgi-bin/kouza/user/view_detail.cgi?no=159  


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2008年03月22日

サザンクス筑後「物づくり・街づくり・人づくり」

声の不調はしつこいセキへと進化。シンドイです。
午後、福岡市文化芸術振興財団の評議員の会議。理事会の前のワンクッション、という感じですが、もう少し活発な議論の場にしてもいいのでは?
夕方からサザンクス筑後。「物づくり・街づくり・人づくりシンポジウム」で、西鉄ホールの中村絵理子さんとご一緒にシンポジウム、というか、進行役のサザンクス筑後・久保田りきさんも交えて鼎談、かな? 演劇に取り組み始めた若い人たちが多い参加者に、演劇活動と地域がどうつながるのか、つなげるべきなのか、そのこととホールとの関係は? といった話をしたつもり。創り手の方、それも若い方に理解していただくには、舞台に立つ側だった自分の若い頃の体験談がいいかな、と思って、日ごろはあまり話さない個人的な経験もしゃべりました。中村さんや久保田さんが意外そうな目で私を見つめるヨコからの視線が痛かったなぁ。今日の集まりは、人数こそ多くはないものの、サザンクス筑後が時間をかけて取り組んできた人材養成事業の成果や可能性を感じることができました。  


Posted by アートサポートふくおか at 01:04Comments(0)文化施設

2008年03月18日

黙々と

事務作業。助成事業の完了報告書、後援事業の実施報告書。著書の最終校正。講座記録誌の製本作業。いまだに声が戻らないこともあり、ホントに黙々。
最近増えているシャベリ仕事について考察。同じ内容の話を聴き手によって言葉を変えて伝えること。そして相手を不快にすることなくノセるしゃべり方をすること。むずかしーなー。  


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2008年03月17日

福岡の文化を考える会

午前。サザンクス筑後のKさんと打合せ。21日に開催されるシンポジウムに登壇します。演劇をしている若い方たちに、私の経験を語ることで演劇と地域のつながりを感じ取っていただければいい、のかな? あと数日あるのでよく考えて準備しましょう。
夜。「福岡の文化を考える会」で「文化政策のトレンドから見た福岡」というテーマでお話。この会は定期的に開かれているのですが、ずいぶんご無沙汰してしまいました。こんなテーマでお役に立てたのだろうか・・・。以前、顔を出していた頃に比べると文化関係者の参加が広がったように感じましたが、行政関係者の参加は逆に減ったのかな。いろんな立場の方が同じテーブルにつくことができる貴重な場なので、あまり考えすぎずに顔を出してほしいものです。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:34Comments(0)文化政策

2008年03月15日

芸術体験講座のレポート

ふくおか県民文化祭事業の一環として実施されている「芸術体験講座」、2007年度の事業報告が公開されています。26校にアーティストを派遣して実施した事業の記録。コーディネーターがレポートしているので、臨場感のある報告になっていると思います。見てください。
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/wbase.nsf/doc/07report-top?OpenDocument  


Posted by アートサポートふくおか at 22:15Comments(0)子どもの芸術体験

2008年03月15日

古賀市文化芸術によるまちづくりシンポジウム

古賀市文化芸術によるまちづくりシンポジウムのコーディネーターを務めました。九産大美術館学芸室長の緒方泉さん、NPO法人子ども文化コミュニティの高宮由美子さん、古賀市在住のアーティスト・坂崎隆一さん、そして古賀市長・中村隆象さんの4人が登壇。古賀市の現状の取り組みのほか、「子ども」と「連携」を柱として討論していただきました。締めくくりに、登壇者それぞれが「文化のまちづくり」に大切なことをキーワードとして挙げていただきました。「得意技を伝えよう」「コーディネーター」「子どもとともに」「人→風土→グローカル・独自性」「市民が主体」などが提示され、広がりのある議論になった、かな? 印象的だったのは、高齢の方が多い会場の参加者がとても熱心だったこと。質問・意見もたくさん出たし、反応はかなりよかったように思います。古賀市では来年度、文化振興条例が制定される予定。文化のまちづくりに関わる人材養成も始まっているし、今後が楽しみです。  


Posted by アートサポートふくおか at 22:12Comments(0)文化政策

2008年03月13日

古賀市アートタウン構想

昨日から声が出ず、電話での会話に支障アリ。
今日は半日時間がとれたので美容院へ。パーマの合間に肩を軽くマッサージをしてくれた美容師さん、「ものっすごくこってますねー」と感心されました。
午後は古賀市へ。あさって開催されるシンポジウムでコーディネーターを務めます。市長さんもパネリストなのですが、当日の入り時間がギリギリになりそうだということで、ご挨拶と打合せのために伺いました。古賀市は市長さんが「アートタウン構想」を唱えておられます。
http://www.city.koga.fukuoka.jp/cityhall/work/kikaku/arttown/  


Posted by アートサポートふくおか at 22:15Comments(0)文化政策

2008年03月12日

ネットワーク会議、さくさく

日付けが変わりましたが、11日は終日春日。夜はアートサポーターズネットワークの例会。「芸術家と学校・地域をつなぐコーディネーター養成講座」を通じて集まった「サポーター」たち。来年度の養成講座についてとそれ以外の例会運営の内容について話し合いました。いっぱい、いろんなことが決まりましたぞ。来年度講座の詳細は来月アタマには公開できる、かな?
話しながらどんどん声がでなくなっていく・・・。風邪菌、おそるべし。ちょうど3ヶ月前も同じ状態だったような。あのときもシャベリ仕事が続く時期で恥ずかしい思いをしたっけ。なんとかしなくては。  


Posted by アートサポートふくおか at 00:54Comments(0)コーディネーター

2008年03月10日

微熱

風邪具合悪し。げふげふ言いながら今日投函しなくては間に合わない論文の校正。字ヅラを指でなぞるものの、霞のかかった脳ミソが働かず。なんでこんなわかりにくい文章書いてんのかなーなどと思考が横道に逸れます。ムリヤリ終わらせて、引き続き事務作業。年度末が近いので、そろそろ助成金関係の報告の準備なども必要ですね。それにしてもアタマが痛いのは、書類が煩雑なだけでなく、微熱のせいでもあるようです。今週から来週にかけてシャベリの仕事が続くのに、いかんいかん。  


Posted by アートサポートふくおか at 20:56Comments(0)

2008年03月09日

クッキー的な

本日は終日、春日。3.5日の留守のあと、机が書類で盛り上がってました。
今日は中学生対象の事業で参加予定者が1名到着せず、館内外を探し続けるスタッフ。もしものことがあったら大変ですから。子ども対象の事業は気をつかいます。
帰宅すると我が家の中2次女は、来たるホワイトデーに備え、クッキー的なものを焼いていました。いまどきの中学生女子は、女子同士でバレンタインデーのチョコとホワイトデーのクッキーの両方を贈り合う、フシギな慣習を営んでいます。でも、いまどきの高校生女子であるはずの長女は、女子同士でも異性間でも、このような慣習とは無縁な様子。まあいいさ。わが道を行こうね。  


Posted by アートサポートふくおか at 22:23Comments(0)

2008年03月09日

おんかつ入間市

5日から8日まで埼玉県入間市に行っていました。
(財)地域創造の公共ホール音楽活性化事業(通称:おんかつ)のアシスタントコーディネーターとして、入間市市民会館が実施したフルート奏者・荒川洋さん&ギター奏者マーティン・フォーゲルさんによるコンサートのお手伝いのためです。
http://www.ictv.ne.jp/~sinko-sk/onkatsu.19.html
入間市内2つの小学校で計4回のアウトリーチ・コンサート、そして最終日にホールで本格的なコンサートというメニュー。荒川さんは新日本フィルのフルート奏者として活躍中で、久石譲さんによる宮崎アニメの音楽でも演奏されている方。作曲もされるので、入間市をイメージしたオリジナル曲
のプレゼントもあり、入間市民の皆さんは大感激の様子。特に、小学校の子どもたちのために作詞作曲された曲「みどりのまちへ」は、ホールでのコンサートのなかでも小学生の合唱で披露され、大いに盛り上がりました。
アーティストと一緒に学校や地域に入る仕事に携わり、毎度感じることですが、うまくいくかどうかの鍵は、結局のところ出会った人との縁を大切にする気持ちが関係者にあるかどうか、のような気がします。アーティスト側、地域側、どちらかの片思いではだめで、互いに気持ちが通じあったときに
はじめてしあわせな出会いが実現するし、その出会いから次につながる何かが生まれる。今回もそんな気がした「おんかつ」でした。

今もまだ、フルートとギターの端正な音が私のなかで響いています。しあわせ・・・ですが、昨夜帰宅して、締切が迫る仕事の多さにじっと手を見る・・・
  


Posted by アートサポートふくおか at 22:09Comments(0)コーディネーター

2008年03月03日

協力会員

アーティスト・カタログ2008編集作業。原稿締め切りは過ぎましたが、届くはずの原稿がまだ集まらず。督促作業を進めております。
先日、まったくコンタクトをとったことのない方から協力会員の会費振込みがあり、「何かの間違いでは?」と心配になって電話してみました。「HPを見て、いい活動をしているなと思ったから支援しました」とのこと。わーん。うれしいよう。こんな方もおられるのですね。  


Posted by アートサポートふくおか at 21:46Comments(0)

2008年03月02日

げに難しき、親子企画

オーケストラの生演奏を小学生とその家族に楽しんでもらう、クラシック入門編コンサートのお手伝いをしました。楽器体験、指揮者体験などを織り交ぜた好評企画ですが、「小学生対象」として内容を考えているのに、会場には対象者の兄弟姉妹の幼児も多いので、クラシックコンサートとしては「?」の雰囲気になることも。冒頭、マナーに関する注意などもしているのですが、幼児にはムリですね。ここは親御さんの常識に期待したいところですが、これがなかなか。子どもが参加できるイベントの際にいつも感じるギモン・・・なぜ、騒いではいけない場面で子どもが騒いでも走り回っても注意しない親御さんがいるのか・・・私も2人の子どもがいるので、子どものために自分の行動が妨げられることのストレスもわかるし、少々のことをいちいち気にしていたら身がもたないとも思うけれど・・・それにしても。幼児を入場不可とすればよさそうですが、そうすると「下の子と一緒でないと連れていけない」ということになります。それもわかる。ムズカシ。  


Posted by アートサポートふくおか at 22:48Comments(0)