2009年01月31日

官民協働による子どもの芸術体験サポートシステム

昨日。夜に行う文化政策レクチャーの資料が滋賀から今日届くので、自宅待機。お昼直前に届いたので午後から外出ができるようになってほっとしました。レクチャー開催準備もあるのですが、長女の国公立大学入学願書を出しに行かなくてはいけなかったので。銀行&郵便局に緊張しながら行ってきました。

さて、文化政策レクチャー。滋賀県の県民文化課長・門脇宏さんと「しが文化芸術学習支援センター」トータルコーディネーター・津屋結唱子さんのお2人からセンターの取り組みやそこに至る経緯などをお話いただきました。また、後半には主催者である福岡市文化芸術振興財団やNPO法人子ども文化コミュニティ、そしてアートサポートふくおかが関わる、福岡での子どもの芸術体験に関する取り組みも報告、ゲストのお2人からコメントをいただきました。
一つひとつ手作りのオーダーメイド授業を年間何十回も重ねていく津屋さんのバイタリティには圧倒されます。活動のクオリティが高いからこそ、子どもたちの輝く様子が多くの関係者の胸を打ち、学校・文化施設・行政・企業などさまざまなアクターと連携ができるのでしょう。門脇課長の「とにかく現場を見に行くことが大切。自分だけでなく上司や部下にも積極的に現場を見てもらっている」という言葉が印象に残っています。これは一見当たり前のことのようでいて、実は実現するのがとても難しいこと。相手が思うように動かなかったとしても、それを責めることはできないし、「なぜできないの?」「」なぜこうなの?」という苛立ちでは、何も進展させられないですからね。最後に発言していただいた福岡市の市民活動推進担当・Eさんは、協働(福岡市的には「共働」)を恋愛に例えましたが、私は末永く継続する関わりという意味では夫婦の関係のように思えます。ただ、協働はあくまで手段であって、達成すべき目的を一緒に追求する意味があってこそ行うもの。協働そのものに満足したり、誰かの不満につながるものであってはいけません。当事者にとって、関係者にとって、そして地域社会にとって、協働の意味が見いだせる、無理のない寄り添い方ができればいいですね。

しが文化芸術学習支援センターについて
http://www.shiga-bunshin.or.jp/saport_center/index.html



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Posted by アートサポートふくおか at 15:57│Comments(0)子どもの芸術体験
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