2009年11月20日

メリハリ

午前、大牟田市の中学校で芸術体験講座。ゴスペルのF.C.G.Cさんとご一緒。機材トラブルでリハーサルの時間が足りなくなり、生徒さんたちに入場してもらうのも遅れてしまいました。一番ご迷惑をおかけしたのは校長先生。ギターで共演していただくお願いをしていたのに、合わせることができたのは1,2回だけ。ぶっつけ本番に近い状況になってしまいました。きちんと練習して本番に臨まれれば実力を遺憾なく発揮していただけるのでしょうが、これではあまりにも申し訳ない・・・と思っていたら、なんと、ステージではバッチリこなしてしまわれました。すごーい。会議のために出張されるご予定がおありで、休憩時間には退出されましたが、生徒たちから「センセ、ブラボー」と声を掛けられていました。
中学校でのゴスペルの授業は私にとって初めての経験。小学生と違って難しいお年頃だし、どうなるのか・・・と思っていましたが、異様な盛り上がりにビックリ。タレント性の強いアーティストさんだから、なおさらでしょうが、並んでいた位置からどんどんステージに向かって押し寄せてくるわ、黄色や茶色?の歓声は飛ぶわ、コンサート会場のようでした。ピアニストの方がマイクを握って叫んだ「お前らが、好きだー!」という言葉に「うぉーっ!!!!」という大音声が沸き起こる、コーフンの授業でした。かと思えば、終了後は担当の先生の「ハイ、整列」の一言ですーっと元の位置に戻って静まったので2度ビックリ。メリハリのきいた、いい生徒さんたち。
学校の体育館は極寒の地。メモをとる手が震え、足は急性シモヤケでぷーっと腫れていましたが、ハートはあったまりましたよ。

午後、福岡県公立文化施設協議会の研修会で大野城まどかぴあへ。遅れて入ったので前半はほとんど聞けませんでしたが、お目当ては後半の「小郡音楽祭」の事例報告。18回も続く官民協働による音楽祭です。オリジナルで制作された創作ミュージカル「ハードル」が話題になっていて、12月には博多座公演もあるそうです。音楽家の方がけん引してこられた催しのようですが、「公金を使って実施するからには、音楽好きだけの世界ではいけない。未来に何を残せるか、教育やまちづくりを考えないと」という言葉に共感しました。
http://ogr-musicfest.main.jp/
  


Posted by アートサポートふくおか at 22:37Comments(0)