2012年03月31日

カゲで糸

久留米市文化芸術コーディネーター養成講座第5講。最終講です。学校への芸術家派遣の意義とコーディネーターの役割についてのまとめ。受講生同士の話し合いで進めてもらいました。私は考える素材を提供するだけ。それで十分学んでいただけると思うので。現場を経験せずしてコーディネーターになれるわけもないのですが、その前に(後にも)知っておいたほうがいいこと、考えてほしいこともたくさんあります。アーティストのやりたいことと学校の先生の思惑がかみ合っていない授業の実例を見ていただき、ディスカッションを行ったら、「教育と芸術は水と油では?」「めあてを重視するのが教育。終着点が見えないのでは教育にならない」という意見も出ました。私は終着駅が見えないまま進み続ける教育だってあるはずだと思っています。たまたま今の日本の学校教育がそういうやり方ではないだけで、どっちにもメリット・デメリットがあるのではないでしょうか。学校教育においてどちらの手法がいいのかを議論することは大切ですが、現状が「めあて重視」ならば、その枠組みを踏まえて調整するのが私のやり方。「また来年もアーティストさんに来てもらっていい授業をやろう」と先生方に思ってもらうためには現実的な手法だと考えています。
皆さん、自分のなかに溜まっている何かをたくさんお持ちのようで、話がはずんでいたのが何より。今年度は久留米市のご担当者も毎週参加してくださって、ありがたいことです。私がカゲで糸ひく存在になれるまで、あと少し、かな?


Posted by アートサポートふくおか at 22:56│Comments(0)
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