2010年11月07日

地域とツラ構え

あ、廃品回収は来週じゃないか! せっかく準備したのに、損した気分。
気持ちを立て直して別府へ。ベップ・アート・マンス2010の混浴温泉世界シンポジウム2010と混浴学生世界をのぞきに行ってきました。シンポジウムは5日連続でアートと地域に関するプレゼンテーションと円卓会議を行うもの。今日は前半が曽我部昌史氏、後半が藤野一夫氏のプレゼンでした。曽我部氏は使用されなくなった別府のストリップ劇場を再生するプロジェクトを担当しておられるので、今日の会場もその劇場。「永久別府劇場」というのですが、現役のストリップ劇場だったころは「A級」だったようです。さまざまなリニューアルが施されてはいるものの、劇場の内部はほぼ以前のままらしく、中央に踊り子さんが出てくる張り出し舞台と小さな回り盆が、天井にはミラーボールがついているステキなホールでした。劇場のリニューアル模型を回り盆に載せて回し、ライトを当てて紹介する演出には拍手喝さい。
藤野氏のコミュニティとアートの関係に関する「ノドに骨をつかえさせるような」(ホントにホネがありました)レクチャーを聞いたあと、古いアパートを若いアーティストの住居兼アトリエにしている清島アパートの見学へ。昨年の混浴温泉世界のときほどのにぎわいはありませんが、営々と継続して活動していることに感動。
夜に始まる混浴学生世界(神戸大を中心とした学生による学生のためのフォーラム)まで少し時間があったので、まちなかカフェというところに入ったら、コミュニティカフェでした。別府市と立命館アジア太平洋大学(APU)が運営しているとか。スタッフはAPUの学生たち。大学は山の上にあるので、まちなかからバスで40分と結構遠いのですが、サークル活動的に地域と関わるには山にこもっていてはできないようで、あえて市街地にアパートを借りているそうです。APUで地域と関わる学生といい、混浴学生世界で研究発表をしていた神戸大の学生&院生といい、しっかりしたツラ構えをしています。私が日ごろ接しているアッチやコッチの学生とはずいぶん違う・・・。私も具体的な地域を「現場」とする活動を学生と一緒にしてみたくなりました。



Posted by アートサポートふくおか at 00:12│Comments(0)
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