2009年11月17日

文部科学省の意見募集

ムカツク事業仕分け、文部科学省では仕分けの対象事業に関する意見を募集しています。「有識者」である仕分け人の意見だけでなく、広く国民の意見を募って財務省に対抗するのでしょうか。ガンバレ、文部科学省! 難しいかもしれないけれど・・・。
http://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm
12月15日までと書いてありますが、実際には11月19日の行政刷新本会議に提出する必要があるらしいと聞きました。急いで!

午前、某新聞社事業担当部署の方にヒアリング。メセナに関する著書の件で。新聞社事業部の役割を再認識しました。地域のさまざまなアクターの結節点なのですね。ネットワーカーのポジションにあることを知って納得。
午後、宗像市で文化振興ビジョン策定に向けての起草部会。市民各層の代表である審議会委員に、ビジョン策定作業にどう参画してもらうか、知恵を絞りました。国があんなことなら、地方はどうすべきか。少なくとも、仕分け人の論理で地方都市の財政担当部署までが事業をぶった切ることがないように、ビジョン策定も心してかからねば。



Posted by アートサポートふくおか at 00:32│Comments(1)
この記事へのコメント
TVが中心で議論のすべてを見聞きしたわけではないので、推測が入りますが・・・・

「行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せください」の事業の中には、確かに見直したほうが良いと思うものもあります。

例えば、9番の「次世代スーパーコンピューティング技術の推進」ですが、れんほう議員は「日本が世界一のコンピュータを作る必要性があるのか?」と言っていました。この発言は?です。日本が世界一のコンピュータを作ったほうが良いのです。国の技術レベルが評価され、製品の信頼が向上します。「地球シミュレータ」が世界に与えた衝撃の事例から見れば明らかです。(現在は31位まで落ちていると思います)
ただ、今作ろうとしているスーパーコンピュータは、世界基準になろうとしているスカラー型ではなく、スカラー&ベクター型を採用しています。しかもNECはこの事業から撤退していまい、参加企業は富士通のみです。この状況で新スーパーコンピュータがきちんとした成果が得られるのであれば良いのですが、この点に不安を感じます。
(今日、大学関係者の皆さんが反対表明を出されていたのですが・・・)

21番目の「GXロケット」ですが、これは廃止したほうが良いです。LNGのエンジンは開発にお金がかかります。それよりも大事なことは、そのようなロケットをわざわざ開発するだけの小型ロケット需要があるのか?ということです。もしあるとするなら、わざわざ開発しなくとも、同等の性能が得られるM-Vを再度復活させたほうが良いのでは?という議論があっても良いのですが、(アメリカの次世代宇宙船ロケットは、アポロのサターンロケットエンジンの技術を再利用しています)そういったことが話し合われているのか?といった疑問があります。

宇宙ステーション補給機(HTV)については1割縮減とのことですが、例えば、バッテリーで充分にも関わらず、高価な太陽電池パネルを使用せざるを得なかったのか?といった知識を有識者はわかっていて議論をしているのであれば良いのですが、正直に言っていささか疑問です。

余談になりましたが、特に「有識者」に求めたいのは、単に「予算削減できるのではないか?」といった発言だけでなく、どうしたら予算が削減できるのか? 効率的な事業にするためには、どのようにしたらいいのか?といったアドバイスを含めてお願いしたいものだと思います。 そうでないと「有識者」がいる意味がありません。

子ども夢基金についても、確かに無駄な部分があるのかもしれません。ですが、この基金があったからこそできた事業も多数あったのも事実です。このような事業評価をきちんと見極めてより効率的になるような仕掛けができただろうな・・・と思います。

切ってしまうのは、どこかの有識者の言葉を借りれば「*なしでもできる」ですよね。
評価がなされないのに、仕分けされてしまい、査定されるのは少々乱暴であり、このような事が通常的になっていったらいやだなと思います。
Posted by かとうおさむ at 2009年11月19日 21:18
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