2009年09月18日

やっぱり

アジア太平洋都市サミット実務者会議。「文化芸術活動による都市の魅力づくり」をテーマに、吉本光宏さんの基調講演と福岡市、釜山広域市、シンガポール、バンコクの4都市による事例発表が行われました。
テーマを見ると、創造都市への取り組みを促進することかと思えますが、各都市の発表を聞いていて感じたのは、やっぱり観光振興をはじめとする経済活性化の話に終始する傾向があること。どうしても 都市の活性化=経済の活性化 となるのですね。
この会議は、もともと会員各都市の行政担当者が集まり、決まったテーマのもとに事例報告などを行うのが通例。特に創造都市を目指す意気込みを持つ関係者の集まりではありません。吉本さんの講演も各都市の報告も興味深く拝聴しましたが、この会議が福岡市や参加した各都市の文化政策にどの程度の進展をもたらすのかは、ナゾです。私は福岡市の報告に対して補足&批評的立場で短いコメントをさせていただきましたが、アクロス福岡の国際会議場の空間に言葉が霧消していくのを感じながらしゃべりました。しかし、行政の立場ではない者が発言する機会を得ることは、これまでの会議ではなかったとのこと。ありがたいことです。



Posted by アートサポートふくおか at 22:03│Comments(0)
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