2008年11月03日

横浜レポート①

で、トリエンナーレですが、同時期にさまざまなアートイベントが開催されていて、全体として横浜のまちがクリエイティブシティとして脈打っている感じがする? のかなと思い、短い時間でしたが、トリエンナーレ会場以外のところも歩いてみました。
横浜に到着してまず向ったのは「黄金町バザール」。以前は売春宿など違法な商売も行われていた鉄道高架下のスペースなどをアーティストの活動で再生しようという試みです。すでに報道で伝えられていたように、今回展示されている作品はほとんどが「ゆるかわ系」。地元の人にとってトラウマになっている以前の場の記憶にはふれず、家族連れが楽しめるような明るく軽い感じのイベントに見えました。そして、これも新聞に書いてありましたが、暴力団関係の方が来られた場合にそなえて、警察官がそこここに。地図を片手に高架下や川沿いの道を歩く私のようなヒトが途切れることなく続き、いかにもアート・デザイン好きそうな若者や若夫婦(ベビーカーを押したカップル多し)に混じって、地元の方と思われる白髪頭の親父さんたちが団体で見学しておられました。
案内所のお兄さんに「食事できるところは?」と尋ねたら、「ヒガシノミソラという鉄板焼きのお店が、今度の『食わず嫌い王』で紹介されるんですよ。泉谷しげるさんがお気に入りで、お土産にしてくれるそうです」と言われて行ってみました。本来は鳥取で営業している店ですが、バザールの期間中、店長のお料理に取り組む所作やお店丸ごとが「アート作品」としてここに参加しているそうです。拭きぬけの2階からお料理の様子をのぞくこともできました。ちなみに『食わず嫌い王』、11月6日OAです。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:46Comments(0)アートと地域

2008年11月03日

やりたい放題

横浜トリエンナーレ2008に行ってきました。横浜市の創造都市への取り組みに位置づけられるアートイベントをなんとか見ておきたくて、会期中に1泊2日、福岡を留守にできるときはココしかないっ!と2日、3日にでかけました。

2日、羽田行きの飛行機はほぼ満席。3人掛けの座席で隣は年配の女性とその連れの私と同世代らしい女性。2人の会話がいやでも耳に入ります。年配の方は81歳とか。妹さんの喜寿のお祝いに海辺の観光地の旅館を予約し、自分で車を運転して行ったけれど、帰りは雪に降り込められてタクシーで福岡に戻ったという話をにぎやかにされていました。で、旅館においてきた車は、ちょうど「6ヶ月点検に出しませんか?」と言ってきた車の営業の方に「点検に出すから○○岬までとりにいってちょうだい」とお願いしたとか。「ちょーどよかったぁ」とガハガハ笑っておられましたが、やりたい放題・・・・。でも、この女性、ほんの4年前までお姑さんのお世話をしていて外出もままならなかったそうです。ご主人はその数年前に亡くなり、105歳のお姑さんを見送った77歳、晴れて自由に行動できる身になったわけです。ここまで元気でいたからこそ今は旅行も楽しめるわけで。ああ、どうぞ、やりたい放題やってくださいませ。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:22Comments(0)