2009年04月29日

フライング

終日、春日。5月3日から開始する「紙ヒコーキ工作塾」ですが、フライングで申し込み書をFAXされる方が数名。お電話して「3日からなんです」と申し上げると、「あ、そうなんですか。気付かなかった」。3日は申し込みが殺到するのでは?という予測のもと、スムーズな受付方法を打合せ。先着順なので、公正に受け付けなければ。
夕刻から夏休みこどもアートバスツアー企画運営スタッフ会議。昨年と比べ、議論が活発です。行先、内容とも概要の案を無事まとめ、時間通りに終了。すばらし。
気分よく事務所に戻ると、長女から「晩御飯いりません」のメール。またかい! 用意してあるのに。  


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2009年04月28日

世の人々の楽しみと幸福の為に

家族3人分のお弁当をつくっていて、6個入りミートボールを2袋、計12個温め、3つのお弁当箱に入れました。4つずつ。もうすぐ4月が終わります。1年の1/3が終わるんだ、と気づきました。ミートボールをあっためなくても気づきそうなもんですが。

久留米大の授業にお招きするゲストの方々と打ち合わせ。石橋美術館と石橋文化センターからおひとりずつ来ていただきます。いずれもブリジストンの石橋正二郎さんが地元・久留米の地につくられた文化施設。久留米大も、もともとは石橋氏が礎を築いた大学ですから、久留米大の学生はもっと美術館と文化センターに親しんでほしいです。それぞれの施設が久留米市においてどんな役割を果たしているのか、その経営はどのように成り立っているのか、市民のボランティアがどのように関わっているか、などをお話いただく予定です。お話くださるのはお2人ともはつらつとした女性。石橋美術館のGさんは昨年も講義においでいただき、学生の関心を掻き立ててくださいました。石橋文化センターのNさんは30数年にわたってセンターに勤務されていますが、今の文化センターが好き、とおっしゃいます。昔は遊園地のように遊びにくるところだった文化センターが、今は多くのボランティアに支えられ、たくさんの市民が憩う場所になっているから。入口に刻まれた石橋氏の言葉「世の人々の楽しみと幸福の為に」が本当の意味で実現しているように思うから。いいお仕事ですね。うらやましい。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:16Comments(1)文化施設

2009年04月27日

伝わった?

昨日。春日で「春日市少年少女合唱団定期演奏会」。ホール前業務と写真撮影を担当しました。毎年聴いていますが、なんだか今年は特に「言葉」が伝わってきました。かわいい子どもたちが一生懸命がんばっている、という話ではありません。音楽を通じて何を伝えるのか、がきちんと見えた気がします。
今日の久留米大の講義は「福祉・医療とアート」。見せたい映像もいろいろあるし、紹介したい事例もたくさんあるし。でも、先週の「教育とアート」について、学生からの意見や質問もあったからリアクションもしたいし。まとまらなくて、私の言いたいことが「伝わった」のか心配でしたが、小レポートを読むと大丈夫な様子。ほっとしました。

  


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2009年04月24日

アンビリーバボー

午前。自宅兼事務所で事務作業。ここ2,3日、すごーく仕事が進んでいる気がするので気分がよいです。気のせい?
今年度からアートサポートふくおかのニューズレターを出そうと思っています。メールやブログで情報提供を行ってきましたが、どうしても「紙」を捨てきれないので。また、先日もふれたように「書く」ことを通じて「考える」機会にしたいので。
まずはA4判1枚ウラオモテ程度で0(ゼロ)号をつくって、購読者(協力会員)を募って・・・と思っていたのに、0号の原稿をまとめていたら、4ページでもこぼれるくらいのボリュームになってしまいました。もう、創刊号でいいか?
午後、予定外でしたが春日へ。紙ヒコーキ工作塾の参加者募集チラシを小学校に配布するための1万枚印刷作業・・・夕方までに終わらず、あとを担当者T氏に引き継いでNPO法人ふくおかNPOセンターの理事会へ。私は監事なのですが、理事会にもできるだけ顔を出して活動の方向性を把握しておきたいですから。たった2人の体制でこれだけの事業&予算規模。企業の方などにはアンビリーバボーに見えるのだそうです。そうだろうな。  


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2009年04月23日

連絡はお早めに

午前。演劇作品を映画化した、最近流行し始めている流通形態についてご案内を受けたので、実際の映画館で見学。地理的なバリアで舞台を見に行けない場合には有効。ただし、採算をとるのは難しいことも多いでしょうね。
午後。福岡アジア美術館で打合せ。夏休みこどもアートバスツアー、行先の候補なので、詳しい話を伺いに行きました。今年は9月から福岡アジアトリエンナーレが実施されます。おもしろい作家さんがたくさん参加されるようで、楽しみ。
そのあと、福岡県内で活動するアートNPOの方と懇談、金融機関を回って用事をすませ、帰宅。夕食の支度をしていたら長女から「ごはん食べてきます。遅くなります」のメール。もうできてるっつうの。  


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2009年04月22日

リサーチシリーズVol.3刊行

午前・春日。3時間のみの勤務で早退し宗像市へ。市民文化・芸術活動審議会の条例起草部会なのでした。サプライズ人事で部会長になりましたが、ここでの議論は、事務局も委員もざっくばらんに話ができて楽しいものでした。猛スピードで進行しないと間に合わないスケジュールになっていますが、なんとかなる、でしょうか。

MLでも流しましたが、今年1月の文化政策レクチャーでお話をうかがった滋賀県の「しが文化芸術学習支援センター」の事例と、2月にヒアリングを行った「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」という、子どもの芸術体験を支える仕組みの先進事例に関する報告書を刊行しました。福岡版の仕組み構築を目指した若干の考察も加えています。
「リサーチシリーズVol.3 官民協働による子どもの芸術体験サポートシステムに関する研究報告書~「しが文化芸術学習
支援センター」に関するレクチャーと「横浜市芸術文化教育プラットフォーム」についてのヒアリングの記録~」
http://www.as-fuk.com/publish/090422.html

滋賀のレクチャーは当日のお話のテープ起こしです。横浜のヒアリングは関係者それぞれへのインタビューをもとに私が執筆して
います。
ハズカシながら定価500円(税込、送料別140円)。購入ご希望の方は、アートサポートふくおかへのメール(office@as-fuk.com)で、「リサーチVol.3購入希望」と記入してお申し込みください。郵便振替用紙を同封してお送りいたします。
送付先の記載をお忘れなく。公費でのご購入などで請求書が必要な場合はメールにお書き添えください。
なお、恐れ入りますが、送料と振込手数料のご負担をお願いしております。なにとぞよろしく・・・。
  


Posted by アートサポートふくおか at 23:37Comments(0)子どもの芸術体験

2009年04月22日

書くこと話すこと

もう夜中すぎです。
昨日、アートサポートふくおかの年次総会を行いました。こじんまりと、まったりと。
型どおりの事業報告・事業計画、収支報告・収支計画を説明し、承認していただいたのですが、活動を始めて8年目、子どもの芸術体験を大きな柱の1つとしてきた方向性を1度見直すことも必要ではないかと、日頃考えていたことをお話ししてみました。NPOで細々と始めた学校への芸術家派遣事業が、行政によるシステムに組み込まれるようになり、一定の先導的役割を果たしてきたという自負があります。どこまで行ってもゴールはないものの、「すべての人が芸術文化を身近に楽しめる環境づくり」のためには、「子ども」以外の対象にも視野を広げるべきではないか、と少し前から考えています。しかし、それが何なのか、自分の中で「必然」と思えるほどのものと出会えていないようです。日々、忙しいなかで、何が実現できて何が足りないのか、振り返ることができずにいます。だから、私自身が「書く」「話す」ということに、今年度は少しチカラを割いてみようと思います。余計にシンドクなることは承知のうえ。それでも必要な作業だと思うので。  


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2009年04月20日

疑問

久留米大での地域文化政策論2講目。今日も学生が多い・・・。
今日のテーマは芸術文化と教育。芸術文化を通じた「人づくり」の一領域として取り上げました。ちなみに来週は芸術文化と福祉・医療。芸術文化と教育との関わりについては、自分が実践している領域でもあり、紹介する素材もたくさんあるので取捨選択に困りました。映像で見せないと何の話だかわからないので、できるだけ現場の「絵」を使います。もろもろ事例を紹介して、芸術文化で教育に対し何をアプローチするのか、何ができるのか、そうした活動を支える主体は誰か、といった話をしました。最後に書いてもらった小レポートには、ほとんどの学生が「こういう活動は大切だ。もっと盛んになるべきだ。自分もこんな授業を受けたかった」と書きます。例年のことです。まあ、私が関わっている活動のことをしゃべっているし、採点される「公式」のレポートですから、こう書くのでしょうが、中には本質的な疑問をぶつけれくれた人も。「なぜアーティストですか?科学者ではだめですか?」「この授業を受けた子どもたちは、活動の意味がわかっていないと思う。楽しいだけでいいのか」「こういう授業を行う時間を作り出すのは難しいはず」。
そうです。私たちが活動するなかで、常にぶつけられる疑問であり、ぶつかる壁であり、答えを探し続けていることです。
来週、できるかぎりお答えします。  


Posted by アートサポートふくおか at 21:49Comments(0)子どもの芸術体験

2009年04月19日

武士は食わねど

昨日、今日と春日。昨日は夏休みアートバスツアー企画運営スタッフの会議。スタッフのみなさん、大変積極的に、県内各所の美術館・博物館等の情報を集め、プレゼンしてくださいました。数ある候補のなかから第1・第2候補を絞り込み。すごくおもしろい「ツアー」になりそう。
今日は人財づくり講座。卒業制作としての芸術文化ワークショップ「紙ヒコーキ工作塾」の参加者募集を控え、広報などについて話し合いました。チラシ・ポスターのデザインも講座受講生。今日の話し合いには、受講生のおひとりが奥様手作りのケーキとお茶を持参され(包丁までリュックに入れて・・・アブナイですよぅ)、おいしくいただきながらの進行でした。

年度が変わって半月を過ぎ、やっと昨年度の書類を片付けて「今年」モードになりました。ほっと一息。と、思いきや、県と市から法人税関係の書類が届きました。ああ、そんな季節。法人じゃないけど法人税を払って、行政にもきっちり物申すゾ、と、武士は食わねど的なアートサポートふくおかです。  


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2009年04月17日

消費? 貯蓄? 赤字の穴埋め?

昨日、今日と事務作業。
総会準備に「連続講座2009 アートでつなぐ人とまち」の受講生募集チラシの印刷・発送作業、そして昨年度に行った芸術体験サポートシステムに関する研究報告書(滋賀と横浜の事例に関する調査報告)の印刷作業など。ざくざくと進んでいます。研究報告書は近日中に頒布できる見込み。
定額給付金の申請書が届きました。私が管理している通帳に入金されるようスバヤク記入。我が家はこの春、2人の娘の進学で大変な物入りだったので、このお金を消費に回すことはできないかも、です。  


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2009年04月15日

書類の山

昨日・今日と昼間は終日、春日。新人さんが配属されてきました。最近は職歴のある方が公務員になることも多いようですね。

夜は総会準備のため08年度事業報告、決算、09年度事業計画を書類にまとめたり、すでに受講生募集を開始している「連続講座2009 アートでつなぐ人とまち」のチラシ作成やDM送付の準備をしたり。昨年、一昨年と、年度末や年度初めは一息つける時期だったような記憶があるのは勘違い? 今年はずっとバタバタしています。早く昨年度の書類を整理して、今年度の事業にかかる体制を整えたいのですが・・・。あちこちに書類の山が。そして、昨年度の書類を片付けようにも、もう自宅兼事務所には置くスペースがありません。活動を始めて8年目、年々書類が増えていくんですもん。購入した書籍類もすでに本棚からはみ出ています。どうしたらいいんでしょう? 資料類はけっこう捨ててるんですけどね。地震に対する備えが全くなってないですね。いかんです。  


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2009年04月13日

久留米大講義開始

本日から、久留米大学経済学部で私が担当する「地域文化政策論」の講義が始まりました。受講する学生数はなんと130名!がーん。昨年は40名程度だったので、「少し増えるかも」とは思いましたが、こんな数になるとは思わず・・・。
授業の出欠確認と毎回課すことにしている小レポートの採点が大変です。じっと手を見る。
非常勤なので、授業のない日は大学に行く機会がなく、今朝初めて「130名」の名簿を手にした私。今年度、あてがわれた教室は入ったことがない部屋なので、機材のことが気になって教務課に確認しにいくと、AV機材はないので、毎回、プロジェクターとスクリーンを持って行って設営する必要があると。なんとな。とりあえず、今日は授業が始まるまでに設営いたします、と言っていただいたき、安心して前の授業が終わるのを待ち、休み時間に教室に入ると、なんと狭い! どう考えても130名は入らないでしょう、というお部屋。すっとんで行って別の教室を手配してもらいました。代わりの教室は、あれ、去年もここじゃなかったっけ?
空いてるなら最初からここでよかったのに。ただ、この部屋は机と椅子が固定なのですよね。前しか向けない構造になっています。さっきの狭い部屋はゼミ用の部屋。人数がこんなに多くなければ、いろいろやりたかったんですけどね。

人数が多いと、受講する学生の側は多勢に埋もれた気分になるのか、注意してもおしゃべりをやめないヤカラもおります。そういう雰囲気のなかでは、こちらのモチベーションを維持するのもしんどいので、ついため息のひとつもついてしまいそうになりますが、私の話に知的好奇心を傾けている学生もいるので、彼らのためにがんばらなくては。

長女が大学生になり、自分が教える学生と同世代になった今、「そんなこっちゃー、社会に出た時困るでしょ」と、おばば心がどんどん湧き出ます。以前よりキビシイ先生になった古賀でした。
  


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2009年04月12日

企画運営スタッフ会議

春日市の職員さんの結婚披露宴に招かれ、年に数回しかしないお化粧をして出席。わが娘を嫁がせる親御さんの気持ちになって新郎新婦を見ている自分に気づいて、なんかガックリ。最近、「早く孫がほしい」と思ったりします。孫はかわいかろー。まだムリか。
披露宴が終わるやいなや、大急ぎで春日に出勤。夏休みに実施する「こどもアートバスツアー」の企画運営スタッフ会議。市民の方から公募した企画運営スタッフさんとの初回の打ち合わせです。子どもたちに美術鑑賞と創作ワークショップを体験してもらおうという企画。昨年も同じようなバスツアーを実施し、「アートボランティア」さんに関わっていただきました。今回はもっともっと主体的な関わりを求めて、「ボランティア」ではなく「企画運営スタッフ」と呼ばせていただいております。昨年から引き続いて参加してくださる方のほか新たに加わった方もおられ、雰囲気が変わりました。積極的! いい感じです。ツアーの行き先を検討するため、各自、どんな美術館で夏にどんな企画展をしているのかを調べてきましょうと、メンバーのなかで話が進んでいきました。よっしゃ。楽しみ。  


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2009年04月11日

ブレないこと

昨日。文化ボランティアに関する活動を行うNPOの方々と懇談。活動継続に伴うさまざまな困難は、いずこも同じです。ミッションさえブレなければお金がなくても続けられる、というのは甘い考えですが、本当にやりたい・やるべきことをやっているNPOは生き残ると思うのです。協力できるところは協力し合ってがんばりましょうね。
今日。文化振興条例策定を予定している自治体の方と、審議会等、策定までの進め方について協議。ここでも大切なのは、中心になって進める行政職員の方のブレない思いだと信じています。「仕事」で担当している職員さんには大変なことですが。そしてもちろん、会議も「協働」の考え方で。
昨日・今日と、総会準備のため決算作業等もろもろの事務。そして、3月中に出したかったけどできなかった、子どもの芸術体験サポートシステムに関する研究報告書の原稿作成も進めています。PCに向かう私の後ろでは、マンションの大規模改修工事のためウチのバルコニーに入って作業する「ガリゴリガリゴリギギギギ」という大音量が。窓のすぐ向こうで人の話し声がすると緊張します。

ロンドンの招へい元からアンケート調査の回答依頼が来ました。どの視察先が印象に残ったか、今後の日英のパートナーシップの可能性についてどう思うか、など。まだ考えがまとまらないことを聞かれています。きちんとお答えしないといけないと思いつつ、ちょっと困りつつ。  


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2009年04月09日

連続講座2009 アートでつなぐ人とまち 受講生募集

時差ボケしているヒマがありません。ありがたいことです。
ただいま、08年度の決算作業中。昨年も細々と稼いできたのだなぁと、じっと手を見る。
同時に09年度事業も動き出し、来週からは久留米大での講義も始まります。

本日、アートサポーターズネットワーク主催「連続講座2009 アートでつなぐ人とまち」の受講生募集を開始しました。絶対いいと思うんですよ、これ。私がお話を聞きたい方ばかり(私自身が担当する回もあるんですけど)。
詳しくはこちらをご覧ください↓
http://weloveart.exblog.jp/
  


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2009年04月06日

ロンドン日記090404

4月4日
 もうすぐホテルを出ます。
 今日は7時半に起きて、出発前に昨日の記録作りを終わらせるべく奮闘。やっと終わり。
 6日間、ずっとメニューが変わらなかった朝食も終わりました。バスタブがなくて、壁につくりつけのシャワー(カーテンが水圧でバタバタあおられ、バスルームは毎日水浸しでした)もさよなら。テレビはつかないし、館内電話もついてないし、いろんなホテルがあるもんだと勉強になりました。(ロンドンではこれがふつうなのかと思いましたが、旅なれた方たちによれば珍しいようです)
 帰りの飛行機は私を含め4人の参加者が一緒なので心強いです。果たして映画のメニューは行きの便と変わっているのでしょうか。「マンマ・ミーア!」の3回目は見たくない。

 10:30にホテルロビーで同じ便で帰る人たちと待ち合わせ、駅へ。男性陣に荷物のヘルプをしていただいて空港までの電車乗り換えもクリアしましたが、例によって時間ギリギリ。おみやげも軽食も買う時間がなく、今は空腹を抱えて機内です。席は非常口の横で、当然、緊急時のお手伝いをするところ。チェックインカウンターのお姉さんは私で役に立つと思ったのでしょうか。離陸前に客室乗務員さんが来て、例の「安全のしおり」なるものを手渡され、「のちほど質問させていただきますので、よくお読みください」とのこと。非常口の開け方など、テストされました。繰り返しますが、私で役に立つんでしょうか?方向音痴なんですけど。
 行きの便は赤ちゃんたちの泣き声に悩まされましたが、帰りは近い席に幼児は1人だけ。カップルで子連れのようです。私の隣席は体の大きいイギリス人(たぶん)で、その夫婦と子育て話で盛り上がっていました。席の周りは日本人のあまり知的な感じではない若者が多く・・・。耳障りな日本語が飛び交っています。この方々は離陸するとゲームのたぐいに熱中され、お静かになられましたが、一人だけの幼子は大変パワフルに泣き、叫び・・・今回も眠ることはかなわないようです。
 1回目の機内食、「チキンかつ丼」なるものを選びましたが、その名前からは想像できない未知の食品と出会うことができました。あれは一体、何者?
 2回目の機内食は選択の余地がない「朝食」という名のトレイ。確かに日本では朝食の時間なのでとにかく食べたら成田に到着。4月5日の朝です。
 荷物を引き取ったところで、同じ飛行機だった4人が顔をそろえました。東京在住の方、北海道へ帰る方、そして九州の私。このツアーがご縁でお会いしたメンバーで、また集まろうねと話してお別れしました。
 帰宅すると山のような郵便物とメールと、大学生になったプレッシャーと戦いつつ臨時主婦代行をつとめ、やせ細った長女と、腰痛のため運動できないので肥え太った次女が迎えてくれました。また「日常」が始まります。このツアーのことをどうとらえたらいいのか、以前として整理がつきません。いつかそのうち、「あ、あれか」とヒラメく瞬間があるのだろうと思います。そのときのために記録だけは整理して、とっておきたいと思います。  


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2009年04月06日

ロンドン日記090403

4月3日
 いよいよ最終日。
 公式スケジュールがもっともキビシイ日。
 朝8時にホテルを出て、地下鉄・電車を乗り換えて移動。8:40に中学校の前の駅でコーディネーターと待ち合わせるという・・・。
 この学校では、Year7(11、2歳)を対象に地理や歴史、シチズンシップなどいくつかの教科をミックスした授業をCPで実施していました。民族が多様で社会的インフラがあまり整備されていない地域性にあって、自分たちのコミュニティに関することを学び、感じたことを詩で表現し、ラップで歌う、という授業。そのあと子どもたちの話し合いから「クリエイティビティとは?」というキーワードで考えをまとめていき、ビジュアルアートなどさまざまなジャンルのアート的表現にまとめていっています。まだ継続中で7月に行われるカーニバルではパレードに参加して学んだことを地域の方々に披露するとか。
 英国にきてこれまでの視察では、とにかく具体的な話を断片的にたくさん聞かされ、全体像がわからない、という経験をして、ツアー参加者一同困っていたのですが、招へい元に伝わったのか、最終日になって初めて、現場をみる前にレクチャーがありました。プログラムの担当者は日本の学校で英語の先生をしたこともあるというローラさん。さすがに聞き取りやすい英語です。若干の資料も見せながら説明してくれたので、これまでに比べれば格段に理解しやすいのですが、たとえば対象学年が8クラスあってプログラムの一部はその中の2クラスにしか実施されていないのに「2クラス対象に実施した」という話は早い段階で出てきても「学年は8クラス」という情報は尋ねないと教えてもらえない。日本人の感覚でいう「概要」の説明があまり上手ではないのかな?
 おそらくはレクチャーの予定時間をオーバーしていたのでしょう。少しだけ見せてもらった授業は、これまでにまとめてきた「クリエイティビティとは?」というイメージの表現を、7月に参加するパレードのプラカードとして製作しているところでした。日本でいえば小学6年生くらいに該当する子どもたち、外国人の出現に、ここでも男子はサルのようにはしゃぎ、よくわからない英語で「ソイヤ?」と話しかけてきます。意味不明なので「ソイヤ、ソイヤ」と答えたらなぜか大ウケ。なんども「ソイヤ、プリーズ!」とリクエストされてイントネーションの違う「ソイヤ、ソイヤ」を繰り返して交流?してきました。
 学校の視察のあとは、招へい元の1つであるA NEW DIRECTIONの事務所でのプレゼンテーションを聞くために移動。児童会館のような施設のなかにあるオフィスの狭い会議室で、パワポを使ってのプレゼン。ここでも紙の資料は配付されず、英語が堪能なツアー参加者が「そのパワポのデータをメールで送ってください」と交渉してくれたら簡単にOK。出してもかまわない情報なら、用意してくれればいいのに。
 ここでの話の最後に、なぜ私たちを招いたのか、という説明がありました。数年前から招へい元の方たちが日本で仕事をする機会が何度かあり、日本でも自分たちと同様の活動が行われていることを知った、日本ではNPOなどが小規模ながら独自に活動をしていて政府の政策としては整備されていない状況で、国策として取り組む英国と逆の状況だとわかった、正反対のやり方で同じ山に登るわれわれの交流が何かを生み出すのではないか。そんなお話でした。まさに。ただ、何が生まれるのかは、これまでの経験を咀嚼してこれから考えなくては。
 午後のゴールドスミスカレッジに向けて移動。例によって昼食時間はなく、カレッジのそばで各自サンドイッチなどを購入し道ばたで食べる。英国側の人たちはみんないい人ばかりなのに、ツアーのアレンジとしては最悪なのはなぜだろう、と参加者一同あきらめ顔で話し合いました。
 少し遅れてゴールドスミスカレッジ。私たちの到着を待って、月曜日に始まったワークショップづくりのプログラムの発表。学生のグループは、このワークショップを想定している場所で本当に実施することになったので、この1週間はパニックになりながらがんばったようです。まだまだ荒削りながら、それぞれに興味深く、社会のさまざまな層の人たちを対象にアートのワークショップでアプローチすることの奥深さを感じました。
 日本人組も、時間がないなか、移動の電車の中などで話し合ったワークショップを発表。特にKさんががんばってくれた、(お経のような)ご真言を使って呼吸を感じるワークショップは、評価が高かったようです。1週間にわたるかなり大変なカリキュラムの最後に、全員で1つになる感覚を味わえた、とクリシー先生にお言葉をいただきました。
 全部で5組の発表が終わると、クリシー先生が用意してくれたパーティ。ちょうどイースターシーズンなので、それらしいお菓子やケーキ、ワインなどでそれぞれに歓談。終わったあとは有志で大学の近くのパブに流れていきました。私は疲れて英語も聞き取れなくなってきたので途中で帰るKさんにくっつき、退出。それでも9時ごろでしたから、ほかの人たちはかなり遅くなったでしょう。
 疲労の極地だけど、ハードワークだったこの日1日の記録を早くつくっておかないと・・・という強迫観念にかられてキーボードに向かうものの、ときどき意識が遠くなり、ミスタッチを繰り返し、いつもは2時間程度で1日の記録ができるのに、この日は2時間で3分の2くらい。もう限界と、そこでやめてシャワーを浴びて寝ました。1時就寝。  


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2009年04月06日

ロンドン日記090402

4月2日
 昨日、Hさんが地下鉄の中でダウン。直接の原因はお酒を飲み過ぎたからかもしれませんが、お疲れなのでしょう。2日目から具合が悪いNさんもまだ本調子ではなさそう。皆、疲れがたまっています。昨日は夕方4時過ぎからフリータイムになったので、遊びに行ったり買い物にいったりする人もいましたが、私はホテルに帰ってその日1日の記録作り。8時からのコウタさんとのお食事会に参加する前に終わらせないと、仕事がたまって疲れも倍増すると思ったので。
 頭の中は、今回のツアーをどう総括するかと、金曜日に発表するワークショップ案をどうつくるかと、「なんでここはこうなの?」という違和感とがグルグル回ってまとまりません。

 本日の公式メニューは、オックスフォードの劇場でグレイアイシアターの「Whiter than snow」を観劇すること。障がいのあるメンバーたちが、その障害がいを個性として魅力ある舞台芸術作品をつくり出しているカンパニーです。
 オックスフォードまで行く電車のなかでは、明日のゴールドスミスでの発表に備えて「ひきこもり班」の打ち合わせ。ほぼまとまりましたが、実際に行うミニワークショップの練習が電車のなかではちょっと・・・。ファシリテーターをしてくださるKさんが部分的に見せてくれるポーズや呼吸法に、電車内からつまみ出されるのではないかと心配しながら大受け。英語が堪能なKさんに説明もワークショップもお願いしてしまうのですが、時間がないので仕方ありません。
 オックスフォードでは、劇場に向かう前にオックスフォード大学を少しだけ見学。由緒ある建物やあらゆる文献の初版本を収めているという図書館、教会などを見て、おみやげもここで購入。
 大学で時間を使いすぎたのか、マーケットでの昼食は例によって時間が15分。寒いので温かいパニーニとホットチョコレートを買って歩きながら、そしてタクシーの中でもかじりました。昨日も一昨日も、かき込むような昼食と大急ぎの移動。ここは優雅にアフタヌーンティーなんかをたしなむ国ではなかったのか? ホテルの朝食メニューは毎日まったく変化がなく、気の抜けたような味付けなので、ツアーメンバーにも大不評。食べることに執着のない私は、メニューや味付けにはこだわらないのですが、食べる時間は確保したいんですけどねぇ。
 タクシーに酔いながら到着したのは、ノースウオールアートセンターの劇場。住宅街のなかに突然、劇場があるんですね。作品は「白雪姫」の話を下敷きにしながら、「ふつう」であることって何だろう、「違う」ことはなぜいけないのか、を考えさせる内容。身長が伸びない障がいのある役者さんたちのプロフェッショナルな演技としゃれた舞台装置の使い方、全体としてこなれた感じのステージがすてきでした。
 休憩時間に入ったところで、Uさんがカメラを座席の下に落としてしまい、一騒動。床から高くあがった座席なので、落ちたカメラに手が届きません。終演後、劇場の方が駅のホームから線路の落とし物を拾うときに使うような道具でつり上げてくださり、一件落着。
 劇場の近くのお店で演出のジェニー・シーレイさんが来るのを待つ、という話でしたが、ジェニーさんは現れず。出演していた役者さんたちが飲んでおられたので歓談。
 夜は、Kさんのお友だちの舞台を見に郊外の劇場へ。ここも住宅街のなかにあり、日頃はどんな活動をしているのだろうと思いつつ、なかに入りました。パントマイムを中心とした舞台で、エジンバラ・フェスティバルで賞を取った作品とのこと。確かに観客は大受け。言葉を使わないので外国のお客さんにもわかるし、達者な役者さんたちに楽しませてもらいました。
 時間は遅かったのですが、夕食がまだなので劇場近くの中華レストランへ。ツアーメンバー全員が待望の中華。満足感が違うね~と至福の表情になりました。
 ロンドンに芸術関係の視察に来て、芸術作品を何も見ずに帰るのか!と思っていましたが、やっと2本、作品らしい作品を見ました。昨日のテイト・モダンは事業内容のプレゼンは聞いたものの、ギャラリーの中を見る時間はまったくないという不思議なスケジュール。今回の視察は、日本人でなければとてもこなせない過密な内容です。果たして、そこから何を持ち帰ってほしかったんだろう。  


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2009年04月06日

ロンドン日記090401

 4月1日。
 G20開催の影響で「プロテスト」といわれる大規模なデモがあると聞いていました。宿泊したロンドン・リバプール駅の周辺に金融機関の本店が集まった地域があり、そこを目指しての集会が行われるので、人があふれて歩けない状態になるかも、と予約したレストランで言われ、すごく楽しみに(?)していたんですが、空振り。デモはどこにいったんでしょう? 警察がたくさんまちに出ていて、交通規制をしていたようだったから、道路が封鎖された、ということかな?

 朝食時、金曜日のゴールドスミスでの発表にそなえ、「ひきこもり」班でワークショップのイメージを話し合いました。その過程で、障がい者との活動をするOさんが「期間を決めて達成目標を設定するやり方は違和感がある」といわれました。障がい者との活動では、その日1日にやることのメニューは決めても、何ができるようにならないといけない、といった目標は定めない、と。日頃、私が活動している学校では、目標設定と到達度の測定はある意味、必須のこととされています。アートに関わる活動では、それはとても窮屈で、矛盾しているなと思うことがしばしばです。でも、そうでないと受け入れてもらえないので仕方ない・・・そう思っていましたが、Oさんは「むしろ障がいのある人たちのほうが人として素直なあり方で、世の中を彼らにあわせたほうがいいと思う」と言われたのにははっとしました。ただ、達成感が成長を促す面もあるので、目標設定が一概に悪いわけではありません。ひきこもりの人を対象としたアートワークショップの目標設定、それはどのあたりになるんでしょう? 社会でバリバリ働くこと? とりあえず家族に「おはよう」が言えること? 他人が同じ部屋にいても気持ち悪くない程度に心を開けること? 人それぞれのはずですね。

 今日の視察メニューは、午前:テイト・モダンの若者向けプロジェクトのレクチャー 午後:クリエイティブ・パートナーシップのプロジェクトである、中学校での演劇を活用した理科の授業の見学。
 中学校での授業は、理科離れの原因になりそうな化学記号などの学習を芝居仕立てで行うもの。病原菌が封じ込められた岩石が学校の敷地内でみつかり、この菌の感染者が広がらないよう、ワクチンをつくらなくてはならない、というミッションを背負った子どもたちが、菌のばらまきをたくらむエコテロリストと戦いながら、学校の各所にかくされた謎を発見し、ワクチンをつくって人類を救う・・・といったストーリー。謎解きをしながら学習を進めるので、楽しみながら勉強できます。ただ、このプロジェクトは5日間で終了なので、その後、学校の先生たちが従来どおりの授業をしたのでは、子どもたちの高まった興味関心も元通りでしょう。このプロジェクトの目的は、先生たちに新しい授業のあり方を考える契機とすること。生徒ではなく先生・学校を変えようというプロジェクトなのでした。
 今日は、最後の授業でグループごとに現在の状況説明と解明したワクチンの謎をお芝居の形でプレゼンする授業でした。私たちは見学のはずでしたが、アーティストたちが「国際医療機関の査察官」という役柄をつくってくれたので、一段高い審査員席に座って「審査」をする役を演じることになりました。学校に来たお客さんまで取り込んでしまう、こんな授業がいつも行われていたら、そりゃー子どもたちも変わるでしょう。担任の先生が、しばらく学校を離れていて昨日、子どもたちと対面したら授業態度が全然違うので驚いた、と言われていました。
 ただ、気になったのは、発表する子どもたちの態度が、必ずしもこの授業を楽しんでいるように見えなかったこと。英国では小学校から「ドラマ」の授業があるので、この子たちも演劇的手法には慣れているはずなのに、とてもそうは見えなかったのです。これなら日本の中学1年生と一緒。日頃のドラマの授業はどんなことをしているのだろうと気になりました。

 夜、ゴールドスミスの日本からの留学生で、即興演奏を専門とするコウタさんと有志でお食事会。コウタさんは日本で修士をとった後に1年の予定で英国に留学されています。この業界、ほんとに高学歴。
 視察ツアーも後半に入り、このツアーから何を持ち帰ればよいのか、考えるようになりました。私にとって今回のツアーで初めて知ることはほとんどありません。でも、知識・情報として知っていたことの現場を体験することができました。ただ、それだけでは不十分でしょう。まったく違う社会的文脈のなかにある日本で、英国が実現したものの後追いは無意味。何を学び取ってどう生かすことができるのか、それを考え始めると気持ちが沈んでいくのをどうすることもできません。テンションが落ちてしまうのは、お招きくださった機関には申し訳ないのですが、準備期間がなさすぎたのか「話が違う」状況がいくつかあったりすることも一因。もっと語学力があれば・・・と自分の非力さに腹が立つこともあります。
 プログラムはあと2日。ご一緒している日本の仲間から吸収できることもどん欲に吸い取っておかねば。  


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2009年04月06日

ロンドン日記090331

3月31日。
 今日は午前、午後と、クリエイティブ・パートナーシップ(CP。アーティストなどクリエイティブな専門家を学校の授業に派遣する国の政策によるプログラム)を実施している学校の見学。
 午前のフォレストヒル・セカンダリースクールはパフォーミングアーツのスペシャリスト養成校という、それだけでも特殊な学校。音楽、ドラマ(演劇)、ダンス、ビジュアル・アートの4分野についてアーティストを教員として雇用しているし、完成して1年半の新しい校舎は、劇場やミュージックスタジオ、ダンススタジオなど見事な施設・設備が整う学校でした。これで公立校。もともと専門性が高いうえにCPを実施しており、ありえないくらいすごい学校です。CPでは、アーティストが教員に、よりクリエイティブな授業を行うための提案をすることと、7年生(11,12歳)の子どもたちと一緒に行うファンタジースクールというプロジェクトを実施していました。前者ではアートと各教科のコラボなどが実現しているそうです。後者は実際にやっているところを見学させてもらいましたが、これはまービックリ。学校をよりよいものにするための提案を子どもたちが行う、というのがテーマで、「学校内にラジオ局を開設」「コンサートを企画」「各生徒がカリキュラムを自分で選べるようにする」などの提案をパワーポイントにまとめ、PCを使いつつ、プレゼンしてました。そして、もっとも有効と思える提案を1つ選び、SWOT分析をするという高度な内容。そして、たとえば「生徒がカリキュラムを選ぶ」ようにするにはどんな先生を雇い、いくら給料を払えばよいのか、給料表まで作成してました。プロデューサーですね。
 こういう学校で育った子どもと、そうでない子の差は歴然とつくでしょう。英国内にこうした学校がたくさんできていくとしたら、現状の日本のままでは、あらゆる面の国力で太刀打ちできない・・・。でも、心配なのは、英国内でもこうした教育を受けられる子とそうでない子の格差が広がりはしないか、ということ。
 ところで、見学中、サイレンのようなものが鳴り、全員が校舎の外に出ていきました。よくわからないまま私たちも歩き出しましたが、これがなんと避難訓練。年に6回もやるそうです。生徒全員の名前を確認して教室に入り、授業再開。法律か何かで実施が決まっていることなんでしょうか。あまりクリエイティブではない時間でした。
 午後に見学したタワーブリッジの小学校は、私たちが日本で実施していることとかなり共通した感じでほっとしました。「惑星」をテーマにした授業のなかで、「火山」をトピックとし、演劇、音楽、ビジュアルアートなどを組みあわせた活動をしており、2日後には保護者に見てもらう発表会を行うとのこと。この日はこれまでやってきた発表する作品の断片を通して演じてみたところで、それはもうグダグダ。アーティストは悪戦苦闘をしていました。まあ、こんなこともあるさ。
 いずれの学校についても、現場をみる機会を提供してもらったのはありがたいのですが、学校自体のプロフィールや、その学校でのCPの概要に関する情報がないままの見学で、アーティストや教員に質問しながら全体像を明らかにするのはかなり大変。若干混乱しました。しかも言葉の壁もあるので、夕方から、各参加メンバーが聞き取ったことを共有する作業を行いました。そしてとっぷりと日は暮れて、すでに買い物にいくところも閉店している時間。最終日のワークショップの宿題も気になりながら、かなりハードな日々が続きます・・・。
 夕食のメニュー。昨日はバングラディシュのカレー。今日はタイ料理。エスニックな日々です。  


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