2010年07月31日

瀬戸内国際芸術祭③

ホテルは岡山にとっていたので、翌朝も岡山発。実は出発前の計画では2日目は直島に渡って女文楽を鑑賞し、そのまま直島を回るか、豊島に渡る、または小豆島? どっちにしようか・・・だったのですが、突如、啓示を受けて女木島(めぎしま)へ。ここは別名・鬼ヶ島。そう、ももたろさんの鬼ヶ島。鬼とは、海賊のことだったようです。島の洞窟に住みついた海賊が、時折、里や他の島に出没して食糧を略奪したり、若い娘を誘拐したりしていたのでは? おお、おそろしや。そして、この島には、直島福武美術館財団が運営する福武ハウスもあります。休校中の小学校校舎を活用したギャラリー。
まず、島に行くためにJRマリンライナーで岡山から高松に渡りました。高松駅についてビックリ。芸術祭に対するテンションが岡山側とは全く違いました。お祭りとしての盛り上げ方が盛大。これは島に渡っても同様に感じました。女木島の案内所にいた方に聞いてみると「岡山県で作品があるのは犬島と宇野港だけだし、岡山は秋に国民文化祭があるので、それどころじゃないのかも」とのご意見でした。ちなみに案内所におられる方々はボランティアの「小エビ隊」?と思ったら、そうでもないらしく「私は町に雇われた通訳です」という方や、たぶん役場の職員さん(にほひでわかる)もいるようです。みんなスタッフTシャツを着て、スタッフ証を首からブラ提げて。私もコームインだったころ、いくつかのイベントに「動員」されたので、そのときにもらったTシャツが今、ネマキになってます。
あ、それで女木島(鬼ヶ島)の洞窟。夏でも気温が15度程度という涼しく心地よいところですが、心地よいのは灯りが仕込んであるからで、真っ暗な洞窟内で監禁されていた里の娘は怖かったろう。この島は「鬼ヶ島」で売っているので、洞窟の中にも案内板がたくさんあるのですが、遊園地もどきの鬼の人形がいたるところにあるのはいただけませんでした。桃太郎のお話のイメージを壊さないようにという配慮でしょうか。実際はもっとエグイ場所だったはず。洞窟内にも芸術祭のために制作された作品があり、こちらのほうが洞窟の空気にマッチしていました。が、大勢来ていた家族連れには「キモイ」「コワイ」と不評の様子。
女木島からいったん高松に戻り、午後は大島へ。大島は島全体が国立のハンセン氏病療養所になっています。ここで「やさしい美術プロジェクト」が展開されているので行ってきました。今日は特にイベントがあるわけではないので、ハンセン氏病のこと、島のこと、プロジェクトの話を聞いたあと、納骨堂にお参りさせていただき、プロジェクトの一環であるカフェでお茶を飲み、もとは入所者の住まいであったところを活用したギャラリーや文化会館での折り紙みたいな作品づくりをしてきました。大島ではツアーに参加する形式になっており、ガイドはボランティアの小エビ隊の方。入所者の居住区域に迷い込まないよう、ご迷惑をおかけしないよう再三注意を受けました。イベントがあるときは、入所者のなかの「名人」さんによる講座が開かれるとか。隔離という不幸な歴史を背負った島と外部をつなぐのが、「やさしい美術プロジェクト」のようです。そのやり方はあくまで謙虚。島の方々の思いに寄りそう優しさを強く感じました。
1泊2日で島3つを巡るのは、少し強行軍だったかもしれません。時間の余裕があるなら涼しい季節にもう1度行きたいところです。難しいだろうけど。  


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2010年07月31日

瀬戸内国際芸術祭②

で、犬島。公演までは3時間ほどあるので、芸術祭の作品である「家プロジェクト」などを見て回りました。もちろん、その前にパスポートを入手しないといけないわけで、犬島の案内所で引換券と換えられてひと安心。さて、島に点在する作品を見て歩きましたが、地図を見ながら歩いても、あまり分かりやすい状況ではなく、参加者同士で「こっちの道には作品がなかった」「あっちに〇番の作品があった」と情報交換してどうにか作品を発見。「家プロジェクト」は、空き家になった家をアートで再生するものですが、この島の作品たちは、家が生きていた頃の空気感がなく、形状は「家」だけど別の「作品」になっていたように感じました。別にいいとか悪いとかでなく。
犬島といえば、古くは江戸城、大坂城築城のために石を切り出したという石の島。そして1909年から10年間は銅の精練所が稼働していたことが大きな特徴です。近代化産業遺産にもなっている精錬所跡の煙突は島のいたるところから見えるシンボル。今はここがアートスポット(美術館)として活用されています。煙突によって空気を冷やしたり、逆に温めたりすることができるんだそうで、こうした煙突の作用を活かした建築物。レンガ造りで独特の精錬所と一体化していました。
「維新派」の公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」のセットは本物の空を借景にした丸太組みのもの。島が海によってさまざまな大陸や他の島につながっていることが意識できる場所にふさわしい作品。でもお尻は痛かったデス。
公演会場の手前には、アジア各国?の屋台が出て、開演前にはミニステージやパフォーマンスもあって雑多な感じがステキでした。「モンゴルパン」なるものを食したところ美味。でも途中で、具材から出た汁がダダもれ状態になり、バッグも服もダダ汚れ。以降、翌日までチリソース風の赤いものが付着したまま過ごしました・・・。  


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2010年07月31日

瀬戸内国際芸術祭①

30日から瀬戸内国際芸術祭2010へ。長期のイベントなので「いつ行こうかな?」と迷っているうちに終わるに違いないと、「維新派」の犬島公演に合わせて決行。大地の芸術祭のように便利なバスツアーなどなく(なんせ島ですから)、いつ、どの島に、どうやって行くか、すべての旅程を自分で組まなくてはいけない、とってもめんどくさい旅行でした。
出張や旅行にはいつもコロコロを引いて行くのですが、今回の「維新派」公演は野外劇場だし、島を歩きまわるには邪魔だろうとリュックを背負って出発。前日に日傘を失くしたので帽子を深くかぶり、長袖のシャツを着ていきました。岡山まで新幹線、そこから犬島までは「維新派公演ツアー」にあらかじめ申し込んでいたので貸し切りバス&船で移動。岡山駅からバスで宇野港まで行ったあと、船は何時に出るのか、どこで待つのか、案内が何もなく、とにかく同じバスだった人たちと一緒にいればだいじょぶだろうと目をつけたカップルにひっつきもっつきしていました。芸術祭の作品を見るのに必要なパスポートの前売り券(引換券)を購入していたのですが、ここまで本物のパスポートに引き換える場所がみつからず、宇野港待合所の前に出ていた芸術祭インフォメーションセンターの人に尋ねると「待合所の中のチケットとか売ってるとこで聞いてください」とのこと。アレは乗船券の販売所ですけど。チケットとか売ってるとこのおじさんに「ここで芸術祭のパスポートは扱ってませんよね?」と聞くと、案の定「はい」の一言であとのフォローはナシ。犬島に行ったら換えてもらえるのかしらん??? 
周囲を見回すと、私はもらわなかった白い紙を持っている人が多数。もしかして、あれがないと乗船できないとか、そーゆー重要なものではないのか? 紙を持つ人ににじり寄り横目で内容を確認すると「島の住民の方々にご迷惑をかけるような行為をしないように」という注意書きでした。なんだ。でも、なんでもらった人ともらわない人がいるのか???
もろもろ不安と不信を抱きつつ、とにかく船には乗れたし、島にも行けました。続きは別便で。  


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2010年07月29日

だからこそ

朝。久留米市内の小学校で芸術家による体験型授業の打合せ。今回はアートサポートふくおかの主催です。実施は9月。音楽と美術のアーティストによるユニットが特別支援学級にうかがう予定。
いったん自宅に戻って、卒論準備中の学生と電話で話したり、執筆中の原稿に関連して電話取材をしたり。
奈良市の音楽療法に関する取り組みを調べていたら、昨年実施された市の「事業仕分け」で「廃止」という結果になっていたことにビックリ。もっともその後の市の対応は「改善」ということで落ち着いたようですが。担当部署の方に「どうしてこんなことに?」と尋ねてみたら、「施設の高齢者や障がい者など、一般の方の目にふれにくい場面での活動だから、幅広い理解を得る努力がもっと必要だったんだと思います」というお話。「でも、私たちは自信を持って音楽療法に取り組んでいます。音楽だからこそできることがあるんですよ」とも。ああ、ここにも仲間がいる!
午後、宗像市。文化振興ビジョン策定の起草部会。行きのJRに乗るとき、駅のホームに日傘を置き忘れた!と思ったのですが、帰りに駅事務所に問い合わせても見つからず。ふげー。明日から出張なのに。日盛りのなか歩きまわるのに。  


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2010年07月28日

白杖

27日午前。アートマネジメントや文化政策を勉強しに英国への留学を考えているという若い女性と面談。語学が堪能な若い人はどんどん海外に行かれればいいと思います。ただ、帰国しても仕事はないので起業するつもりでね。
午後。佐世保へ。文化の人材づくり会議。人材バンクや芸術家派遣制度について議論。佐世保では何がベストか、やってみないとわかりません。誰か動いてみては?
夜、長崎入り。
28日。土砂降りのなか大学へ。先日の大雨を彷彿とさせる豪雨でしたが、長くは続かず。今日で前期の授業が終わるので成績付けの作業など。午後は4年ゼミ。卒論中間発表会が夏休み間近なので、ゆるーい空気をまとう子が数名。一応、シメて終わりました。
帰福して自宅の最寄り駅から歩いていたら、白杖を使う男性と同じ方向になりました。この方とはときどきお会いします。雨のなか、傘をさしながら杖で左右を探りつつ歩かれるうち、歩道にとめた自転車に杖があたって自転車転倒。この方が自転車を倒す場面に遭遇したのは2度目です。チャリ、じゃま。倒れた自転車を起こそうとされますが、うまくできないので「大丈夫ですよ、やっておきます」と声をかけたら同時に男性2名が駆け寄って起こしてくれました。よかった。  


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2010年07月26日

PC様のために

ほぼ終日、講演準備と原稿執筆で自宅ごもり。でも、成績表を郵便局に出しに行かないといけないし、ジョイロードにも用事がある。いつ外出しようか・・・と迷っていたら、結局、最も暑い時間帯に外へ出ることに。
今日は自宅にひとりでいるので、エアコンをつけるのはモッタイナイとシミったれ根性で我慢していましたが、午後になるとひときわ暑くなるリビング。PCの熱が異様に排出されているような気がして、夕方からエアコンを入れました。私のためというよりPCのため。
明日からは遠出の連続なので、腰を落ち着けて物を書く仕事は当分できません。少しでも進めておきたいところ。  


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2010年07月25日

できれば

半日かけてレポート採点と成績評価。一応終わったんですけど、出席回数は十分なのに最後のレポートを提出していない学生が何人もいるのはどーゆーこと? あれだけ何度も「最後の大レポートを出さないと出席だけでは単位はナシ」と叫んだのに。すっきりしないフィナーレ。
けっきょく、出かけたい用事にも出ることができず。でも、採点は終わったし、9月までに仕上げないといけない原稿にもとりかかれたし。この夏は地道に勉強して原稿書きに明け暮れ・・・たい。できれば。  


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2010年07月24日

パッション?

終日、久留米大のレポート採点作業。約170人分のレポート解読? 「創造的」な作品はあまり多くないので結構つらいです。少数ですが、インターネット情報と私が配布したレジュメの内容ばっかりで構成したものも。学生が自分で考えて書いたものか、ほかの誰かがインターネット上に掲載している情報か、はたまた専門家の文献から抜き書きしたものか、区別がつかないほどアマくはないよ。
ついさきほど採点だけは終わりましたが、これをもとに成績をつけるのもまた一苦労。明日に持ち越しです。
明日は出かけたかったんだけどなぁ。

昼食時、我が家の冷蔵庫に数か月前から収蔵されている缶ジュースのことが食卓の話題になりました。次女がどこかからもらってきたもの。缶に「パッション」と書いてあったので、私はパッションフルーツのジュースだろうと思っていましたが、次女は「原材料:時計草、砂糖」と書いてあるので青汁的なものと判断し、冷蔵庫の奥深くへ格納していたとか。食後に飲もうと取り出してみました。商品名は「パッション」。原材料は「時計草」。印刷された写真は青々と茂った植物に赤い実。どっちの汁だ!? 開けてみるとおいしいジュースでした。さっきWikipediaさんにお尋ねしたら、時計草の英名はPassion Flower。パッションフルーツと呼ばれる物もその仲間なのですね。怯えることはなかった。   


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2010年07月23日

勇気をふるって

アサイチから金融機関巡りと夏の間の出張に関するチケット手配などでチャリ行脚。最近、めっきり乗る機会が少なくなったチャリ子、空気を入れてもタイヤがやわやわなのはパンク?
やわやわしながら春日のクローバープラザまでこぎ続け、とびうめの会のみなさんと文化ボランティアフォーラムに関する打合せ。全国のヤツじゃなくて、福岡県版。昨年に続き2回目を実施することになったようです。
もろもろアドバイスさせていただいていったん帰宅。午後は次女の高校で三者面談。その後、父に面会して再び帰宅。
勇気を奮い起して授業で課したレポートの採点作業。まずは人数が少ない活水の方から。一気にやらないと自分の中の評価軸がブレそうになります。どどどどど。

  


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2010年07月22日

帆船

昨日、今日と長崎。前期授業の4分の3が終了。採点作業が待っています。ふへ。
帰福の前に県の事務所に寄り、ながさき音楽祭に関するお話などうかがいました。長崎は帆船まつりが始まるとかで、大きくて優雅な船が入港しています。研究室の窓からはビルに邪魔されてよく見えませんが、この事務所からはよく見えます。先導する船が色のついた水を放水するところなど、ずいぶん前に博多港で見た光景と重なり、懐かしいような忌まわしいような。
先週あたりから、福岡~長崎の高速バスは満席近い状況。佐世保便はそうでもないようですが。  


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2010年07月20日

愛、根性、物忘れ

北九州市の音楽アウトリーチ事業コーディネーター講座。すでに4,5年の実績のあるアウトリーチ事業のコーディネートをいずれは財団職員以外の方に担っていただこうという展望があってのことでしょう。自らが音楽家であったり音楽を愛する市民であったりという人材約50名が参加しての講座でした。模擬アウトリーチコンサートを交え、児玉真さんがアウトリーチに関する概論を、財団職員の池野さんが北九州市での事業の現場の仕事を紹介。その間にはさまれた私は、音楽から離れて芸術文化と社会の関係や自身の経験を踏まえたコーディネーターの役割をお話しました。参加された方々は、「学習」だけではなく実践の場を求めておられる様子。その「場」を自ら創りだすのがNPOなわけで、わが零細NPOの活動に関するご質問もいくつかいただきました。この仕事、愛と根性と物忘れで成り立っています。芸術に対する愛と、しつこくやり続ける根性、そしてうまくいかなかったことをコロっと忘れて次へと走り出す懲りない性格。誰にでもできるものでもないでしょうが、この3つがあれば誰でもできる!?  


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2010年07月19日

終わった。

久留米大学経済学部での今年度最後の講義。最後のお題は「アートNPO」。最後なので小レポートは講義全体を通じた感想を書いてもらったら、ほとんど絶賛の嵐! 先日の授業評価アンケートと違い、教師に評価されるために書くものだからでしょう。8割引くらいで読まねば。それでも、自分がこの講義から学べたと思うことや印象に残ったこと、さらなる改善案を真摯に書いてくれた学生がかなり多いので感謝です。
授業中に何度も言ったように、大学の規定に従い一定数の受講回数がクリアできていない人はレポートを提出していても単位認定できませんからね。事情がある方もおありでしょうが、ごめん。  


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2010年07月18日

「連続講座2010 アートでつなぐ人とまち」終了!

「連続講座2010 アートでつなぐ人とまち」第7講。今年度の最終講座でした。最後はラウンドテーブルで「〇〇とアート」について語り合うという内容。最初はアートサポートふくおか・阿部さんのご指南によりお茶会を楽しみ、その後は各自の関わっていることややってみたいことなどを自由に語っていただきました。8名というこじんまりした規模でしたが、話の流れのままに任せると3時間があっという間。お借りしていた会場を出て、フリースペースに移りさらに1時間以上も話し込んでいました。おなかいっぱい。
参加者の皆さん、何か持ち帰っていただけたでしょうか? 次の一歩を踏み出す契機になれば幸いです。  


Posted by アートサポートふくおか at 22:59Comments(0)コーディネーター

2010年07月17日

本気のツッコミ

早朝から長崎へ。学科の学生全員参加による、4年生の卒業論文中間構想発表会。要するに、卒論の準備がどこまでできているか4年生が発表し、下級生は「4年になったらあんなことするのね」と肝に銘じる機会です。この日のために4年生12名を少なくとも2回どおり面談し、プレゼンのリハも行いました。が、あっさりとした学生の態度が気になったので、開始前に集合をかけ「ねっちりもっちり」発表するようにカツ入れ。その甲斐あってか、どの学生も思ったよりいい感じで堂々と発表をしてくれました。意外だったのは、ご参加くださった他の先生方の厳しいツッコミ。こんなに本気で突っ込まれるとは。学生は震え上がっていましたが、質問や意見が出るのはいい発表(研究)だからだと解釈しました。学会なんかでは、どうしようもない発表のときは質問も出ませんもんね。4年生たち、「疲れた・・・今日はよく眠れます」とグッタリしていましたが、いい機会でしたね。
昼過ぎにトンボ帰りで福岡へ。今日は「連続講座2010 アートでつなぐ人とまち」の第6講、ギャラリーコンパの実施日なのでした。視覚障がいのある方とない方が一緒に美術館賞を楽しむギャラリーコンパ、私も初めての体験をしたかったのですが、大学の用務が後から入ったため大幅に参加が遅れ、鑑賞の時間は体験できず。参加された方が口々に語る「スバラシイ体験」にヨダレが垂れるばかりでした。ああクチオシ。  


Posted by アートサポートふくおか at 22:18Comments(0)

2010年07月16日

迷い

小エビちゃん。
午前中に金融機関巡りなど外出を済ませ、午後は自宅にこもってPC作業など。
授業で提出させた小レポートの採点をしながら思うこと。「質問を」と言っても手を挙げる学生はまずいないので、小レポートに質問欄を設けるのですが、毎回のように「授業では〇〇に関するメリットを聞いたが、デメリットは?」「成功例を紹介されたが、失敗例はないのか?」と聞かれます。ホントに知りたいのか? 何かのパターンなのか? 真面目に受け止めて回答すべきかどうか迷う小エビ。  


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2010年07月15日

エビちゃん

大雨、みなさんは大丈夫でしたか? 私はさんざんでした。
14日朝、長崎行きの高速バスに乗ろうと小エビババ状態で西鉄の駅に向かうと、まさに私が乗ろうとした電車から運休。大急ぎでJRの駅へ向かいましたが、これも私の到着を待っていたかのように止まりました。そしてタクシーは来ず。でも博多駅行きのバスが来たのでこれしかないと飛び乗りました。が、しかし。福岡市内の道路、あちこち冠水していてバスは超迂回運行。2時間半かかってやっと博多駅に到着しました。JRは止まっているけど高速バスはもしかしたら・・・と期待していたのですが、全部運休。ずーっと運休。お昼近くになると福岡市内は少し天候が回復したように思えたので、待っていたらバスは走るのでは?と期待しましたが、結局、授業が終わる時間までに到着できる見込みがないとわかって、地下鉄と動いている西鉄でいったん帰宅。最寄駅まで歩いたときにずぶぬれになっていたので、着替えて出直しました。明日は朝から授業なので、なんとしても今日中に長崎に入りたい! 博多駅でさらに待って、復旧したJR長崎行き特急かもめの券をゲット。到着は夜の7時でした。最初に家を出てから12時間。長崎って遠いわぁ。
本日の授業の予定は3年生と4年生のゼミ。たまたまどちらも作業の予定だったので学生とメールのやりとりをしながら指示を出し、予定通りの内容がこなせたのは幸いでした。

15日。やっぱり小エビババ状態で授業と学生の面談をこなしていたら、研究室がお隣の腰痛持ちの先生が「エビちゃん?」!!!そういう言い方もあるのか。今度からそう言おう。  


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2010年07月14日

エビババ

朝。激痛で目覚めるかと恐れていたのですが、目覚めはさわやか。腰痛は斬って捨てたわ。ふっ。と思って立ちあがると腰の曲がったエビババになっていました。昨日と変わらず。
仕方ないのでゆるゆると移動しつつ、金融機関巡りと旅の手配。雨のなか、杖のつもりで持って出た傘はフツーに傘として使用するしかなく、エビババ苦戦。
夕刻から久留米へ。芸術家派遣事業についてアシスタントコーディネーターの方々を交えた打合せ。今年は私が現場に行けない日もあるかもしれないから皆さんに仕切っていただいて・・・と言うとかたーい空気が流れました。「ムリッ」と思われたでしょうか。いやいや、きっとできますよ。私が後ろにいますから。ひひ。  


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2010年07月12日

腰痛、寄らば斬る!

午前。久留米大の講義。お題は文化ボランティア。今の学生は中学・高校のときに強制的にボランティア活動をさせられている子がけっこういるようですが、強制でもなんでも、体験すれば自身のなかに残るものはあるらしく、ボランティアに関する話題には食いつきます。ただ、小レポートに「文化ボランティア(またはボランティア)をしてみたいけれど、どこでできますか?」「ボランティア情報はどこで手に入りますか?」という質問がたくさん出てくるのには閉口します。これだけ情報があふれていて、まとめて提供してくれる公的機関があって、インターネットで検索できるというのに。
午後。県ボラ主催の企業&NPOの共創事業面談会へ。講義が終わってすぐ駆けつけても30分ほど遅刻。すでにプレゼン大会が始まっていましたが、順番を最後に回していただいていたので、自分の番には間に会いました。企画書の作り方とかプレゼンの仕方とかレクチャーしている身なので、ここでしくじったらマズイよな~と思いつつ、時間通り無難に終了。その後の面談会は個別に面談を希望される方がひきもきらず10団体以上!ですが、いずれもNPOや行政の方で企業さんではありません。やっぱ、思惑の違い、ですよ。それでもウチの活動に関心を持って「連携できるかも」と話を聞きにきてくださる方々に出会えたことは収穫でした。

実は5分間のプレゼンの最中に腰が「ぴき」となって崩れ落ちそうになる瞬間がありました。ただ立ってしゃべってただけなのに。その後は、ばば様のように歩き、面談ブースへ移動。座っている間はよかったのですが、撤収して駅へ歩く道は傘とコロコロに体重をかけてジワジワ歩く状態に。なんなんだ。あたしゃ忙しいだよ。腰痛してるヒマはない!  


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2010年07月11日

思惑の違い

午前。天気が大きく崩れないうちに県ボラへ明日の面談会でのプレゼン資料を届けに。明日は遅刻してしまうので前もって配布資料だけ預かっていただきました。その折にお尋ねした感触では、NPO側と企業側の思惑の違いが顕著な様子。それはそうだろうな。まあ、いい経験なのでやるだけやってみます。
午後から、夏場に出かける数か所の旅程を固め,チケットの手配など。今のところ3か所について同時並行で手配中。苦手な作業でものすごく時間がかかります。地図も読めないのに、こんなに出かけてだいじょぶか。  


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2010年07月10日

たのもー

この土日にしておかないといけないことを公私ないまぜに並べてみる・・・で、本格的にお天気が崩れる前にしておきたいことを先にして、とか段取りを考えていたら、どうも明日の日曜の方が忙しくて投票に行き損ねる可能性がありそうだとわかりました。ちょうど今日は博多駅方面まで出ていくし、よし、不在者投票。あ、今は期日前投票って言うのね。私が社会人になって最初に配属された部署は選挙管理委員会。新人には全体が見えていなかったけれど、選挙は一大イベントなので準備するのが楽しかった、ような気がします。先輩方にたくさんご迷惑をおかけしたことでしょう、当時の私。
キ〇コーズで月曜日のプレゼン用資料を印刷。何のプレゼンかというと、NPOと企業が協働で行う事業をNPO側から提案させてもらったので、興味のある企業さん、ぜひおいでください、というもの。こういう話は圧倒的にNPO側の参加が多くて企業側は少ないものでしょうから(あ、芸術家と学校・地域のお見合いセミナーもそうでした!大いなる不均衡)、関心を持ってくれる企業さんに巡りあうことができたら砂漠でダイヤもんだと思いますが、今後のヒントだけでもつかめればいいな、と。事業内容はアートを活用した創造的な人材育成です。企業研修にアートワークショップをご活用いただきたい、というもの。プレゼンだけでなくブースも与えていただけるそうなので、にわかづくりの展示の用意などに腐心。

土曜日だけど模試のため登校していた次女。試験のあとは運動会の準備作業で遅くなるとメールが来ていました。外は土砂降りなので「早目に帰れ」と返信。すると、夜9時過ぎに玄関から「たのもー」という声が。朝は晴れていたからと傘を持たずにでかけてずぶぬれの次女。天気予報を見なさいと何度言ってもうまみみねんぶつなのです。ぬれたまま家に上がって来なかったことをほめてやるべきでしょうか。  


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