2008年07月02日

子ども メセナ アーティスト・イン・スクール

30日(月)1日(火)と東京に行ってきました。
30日は(社)企業メセナ協議会の公開セミナー「子ども(次世代育成型)メセナを考える」に参加。企業がメセナ活動の一環として子どもの教育現場に関わる事例をうかがってきました。
登壇して紹介されたのは、
コスモ石油:「パパとキッズのアートプログラム 世界でたったひとつの絵本」
CSKホールディングス:「CAMP(Children's Art Museum & Park)」
ソニー:「ソニー・ムービー・ワークス」
トヨタ自動車:「トヨタ・子どもとアーティストの出会い」
TOA:「音楽と教育の意識調査2008」 の5社の事例。
それぞれのプロジェクトの詳細は各社の公式サイトにありますので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのですが、成果物として配布された印刷物などの美しいこと! お金かかってるなーというのが正直な感想です。同時に思っていた以上に、子どもネタで社会貢献したい企業は多いのだなということもわかりました。

そして1日は、トヨタ自動車のメセナプログラムである「子どもとアーティストの出会い」を各地で実施しているアートNPOの実務者が集まっての会議に、トヨタさんとは関係のないアートNPOでアーティストを学校に派遣する活動をしている私たちのような者も混ぜてもらっての勉強会&意見交換会。集まったメンバー(団体)は以下のとおり。
・群馬 前橋芸術週間
・大分 NPO法人BEPPU PROJECT
・岡山 NPO法人ハートアートおかやま
・札幌 NPO法人S-AIR
・愛知 NPO法人アスクネット
・沖縄 NPO法人前島アートセンター
・京都 子どもとアーティストの出会い
・トヨタ自動車
(以上、トヨタのプロジェクト関係者)
・ニッセイ基礎研究所
・NPO法人STスポット横浜
・NPO法人東京フィルメックス実行委員会
・NPO法人CANVAS
・アートサポートふくおか
・TOA株式会社

午前中はニッセイ基礎研究所の吉本光宏さんによる英国の事例を中心としたアーティスト・イン・スクールに関する講演。午後はこのような活動を日本で根付かせるための方法は? というテーマでのディスカッションでした。
根付かせるには当然、システムづくりが必要なのですが、実務者の問題意識はやはりお金のことに集中したようで、企業協賛に関する話にかなりの時間が割かれたことは大変象徴的でした。私なんぞ、システムづくりといえばお金の話よりまず行政や学校との協働の仕組みづくりの話を思い浮かべるのですが、みなさんもっと現実的、というか・・・。とはいえ、こんなふうに同じ様な活動をしている人の横のつながりは大切です。トヨタと関係ないのに呼んでもらって、ありがたいかぎりでした。



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Posted by アートサポートふくおか at 10:45│Comments(0)子どもの芸術体験
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