2013年09月17日

1年ぶり

ただいま帰りました。帰路が長かった・・・。スマホから更新した2回分の本文、文字デカくしました。

さて、宮城行きのレポート。そもそも宮城に行ったのは日本NPO学会の第5回震災特別フォーラムに参加するためでした。キャンパス内に木の実がたくさん落ちている(中には栗も!)東北大学で開催された同フォーラムでは「人・モノ・カネ・情報」の4つの切り口から東日本大震災の復興にNPOがいかに関わっているのかを分析する取り組みの、現時点での報告等が行われました。このフォーラムのオプショナルツアーで被災地のNPO訪問等が組まれていたので、南三陸町と気仙沼市にも足を運ぶ機会をいただきました。訪問先は現地で震災復興に取り組む団体、被災から再生を果たしつつある団体等。現段階は人々の生活が仮設住宅から公営復興住宅へと移り変わる過渡期であること、新たなコミュニティづくり、仕事の場を創り出す必要性などがクローズアップされている印象を受けました。

私にとっては1年ぶりの南三陸町。昨年来たときに比べコンビニが増えた印象があります。JRの代わりにBRT(bus rapid transit)が開通していて、要するにバス停なんだけど「駅」と表示されているピカピカの建造物が目につきます。生活はかなり便利になったのではないでしょうか。昨年はまだ残骸が残っていた大きな被災建築物が更地になっていて、何もない土地が続くものの、もうすぐウワモノが建ちあがるんだろうな、と思えます。
今年3月にアートサポートふくおかでもワークショップを開催させていただいた「きりこ」はまちの中心部だったところにもまだ建っていますが、南三陸さんさん商店街の駐車場の両側にがっちり立っていました。地元の人に大切にされているのでしょう。「きりこ」の前は木くずを使った散策路のように整備されていて、ゆっくり見て回るスポットとしてつくられている感じ。商店街の入り口にはチリから贈られたというモアイ像も建っていて、ある種のシンボル性を感じます。
ツアーの最中、台風の中の移動だったので震災とはまた別の災害に注意が必要な状況で、災害エフエムを訪問していると突然、市役所の防災無線が流れてきたり、参加者一同の携帯から一斉に災害緊急情報を知らせるチャイムがなったりと、緊張しました。日頃何の備えもないワタシですが(だから飛ばない飛行機を予約して1日棒に振ったりする)、さすがにちゃんと考えておかなくては・・・と思ったことでした。



Posted by アートサポートふくおか at 21:34│Comments(0)
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