2011年04月17日

離れている者の役割

アートサポーターズネットワークのみーちんぐ。初めて使わせてもらう会場(プロミス・イベントスペース)がすばらしく便利なので「ほぉぉ」とキョロキョロしながらの議論。「復興とアート」をテーマに意見交換をしよう、というのが今日の趣旨なので、東日本大震災の後に動き出した活動の情報、阪神淡路大震災の際にアーティスト等が行った活動の記録、福岡県西方沖地震のときにアートサポートふくおかが実施した被災地支援の活動などが話題になりました。アートと地域をつなぐコーディネーターがこんなときこそ重要だ、という意見、報道されないようなシビアな事態も起こっているなかで、他の地域の人が「見守っている」ことが人の行動の歯止めになるのかも、という意見。普段からの活動や、離れている場所だからこそやるべきことが見えるような気がしました。
今回の震災はあまりにも広範囲かつ被害の規模が大きいので、西日本ががんばってお金をつくりだして送ることがまず必要でしょう。そこにアーティストの活動が貢献できる部分もあるかもしれません。でも、アートの力が必要とされるのはたぶん、これから。被災者に寄りそう活動が求められると思うのです。こうした活動は、それぞれ事情が違う被災者の様子がよくわかっている者でなくてはできません。遠く離れた地にいる私たちは、そんな活動ができる現地の人を支えるのが使命ではないかと思っています。仙台の「とっておきの音楽祭」を支援する映画「オハイエ!」の上映会もこの感覚から出てきたアイデアでした。当方の独りよがりにならぬよう、本当に先さまのお役に立てるよう念じながら準備に務めたいと思います。



Posted by アートサポートふくおか at 22:17│Comments(0)
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