2009年04月06日

ロンドン日記090402

4月2日
 昨日、Hさんが地下鉄の中でダウン。直接の原因はお酒を飲み過ぎたからかもしれませんが、お疲れなのでしょう。2日目から具合が悪いNさんもまだ本調子ではなさそう。皆、疲れがたまっています。昨日は夕方4時過ぎからフリータイムになったので、遊びに行ったり買い物にいったりする人もいましたが、私はホテルに帰ってその日1日の記録作り。8時からのコウタさんとのお食事会に参加する前に終わらせないと、仕事がたまって疲れも倍増すると思ったので。
 頭の中は、今回のツアーをどう総括するかと、金曜日に発表するワークショップ案をどうつくるかと、「なんでここはこうなの?」という違和感とがグルグル回ってまとまりません。

 本日の公式メニューは、オックスフォードの劇場でグレイアイシアターの「Whiter than snow」を観劇すること。障がいのあるメンバーたちが、その障害がいを個性として魅力ある舞台芸術作品をつくり出しているカンパニーです。
 オックスフォードまで行く電車のなかでは、明日のゴールドスミスでの発表に備えて「ひきこもり班」の打ち合わせ。ほぼまとまりましたが、実際に行うミニワークショップの練習が電車のなかではちょっと・・・。ファシリテーターをしてくださるKさんが部分的に見せてくれるポーズや呼吸法に、電車内からつまみ出されるのではないかと心配しながら大受け。英語が堪能なKさんに説明もワークショップもお願いしてしまうのですが、時間がないので仕方ありません。
 オックスフォードでは、劇場に向かう前にオックスフォード大学を少しだけ見学。由緒ある建物やあらゆる文献の初版本を収めているという図書館、教会などを見て、おみやげもここで購入。
 大学で時間を使いすぎたのか、マーケットでの昼食は例によって時間が15分。寒いので温かいパニーニとホットチョコレートを買って歩きながら、そしてタクシーの中でもかじりました。昨日も一昨日も、かき込むような昼食と大急ぎの移動。ここは優雅にアフタヌーンティーなんかをたしなむ国ではなかったのか? ホテルの朝食メニューは毎日まったく変化がなく、気の抜けたような味付けなので、ツアーメンバーにも大不評。食べることに執着のない私は、メニューや味付けにはこだわらないのですが、食べる時間は確保したいんですけどねぇ。
 タクシーに酔いながら到着したのは、ノースウオールアートセンターの劇場。住宅街のなかに突然、劇場があるんですね。作品は「白雪姫」の話を下敷きにしながら、「ふつう」であることって何だろう、「違う」ことはなぜいけないのか、を考えさせる内容。身長が伸びない障がいのある役者さんたちのプロフェッショナルな演技としゃれた舞台装置の使い方、全体としてこなれた感じのステージがすてきでした。
 休憩時間に入ったところで、Uさんがカメラを座席の下に落としてしまい、一騒動。床から高くあがった座席なので、落ちたカメラに手が届きません。終演後、劇場の方が駅のホームから線路の落とし物を拾うときに使うような道具でつり上げてくださり、一件落着。
 劇場の近くのお店で演出のジェニー・シーレイさんが来るのを待つ、という話でしたが、ジェニーさんは現れず。出演していた役者さんたちが飲んでおられたので歓談。
 夜は、Kさんのお友だちの舞台を見に郊外の劇場へ。ここも住宅街のなかにあり、日頃はどんな活動をしているのだろうと思いつつ、なかに入りました。パントマイムを中心とした舞台で、エジンバラ・フェスティバルで賞を取った作品とのこと。確かに観客は大受け。言葉を使わないので外国のお客さんにもわかるし、達者な役者さんたちに楽しませてもらいました。
 時間は遅かったのですが、夕食がまだなので劇場近くの中華レストランへ。ツアーメンバー全員が待望の中華。満足感が違うね~と至福の表情になりました。
 ロンドンに芸術関係の視察に来て、芸術作品を何も見ずに帰るのか!と思っていましたが、やっと2本、作品らしい作品を見ました。昨日のテイト・モダンは事業内容のプレゼンは聞いたものの、ギャラリーの中を見る時間はまったくないという不思議なスケジュール。今回の視察は、日本人でなければとてもこなせない過密な内容です。果たして、そこから何を持ち帰ってほしかったんだろう。


Posted by アートサポートふくおか at 11:37│Comments(0)
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