2014年11月11日

チャンネル

待っていたデータ、締切時間を少し過ぎて送信されてました。でももう寝てたので、早朝にガッと見てバッとチェックしてザクッと返信。続きは今夜ということで、外出。

3か月先のNPO主催事業のため会場予約という最重要タスクを敢行。会場最寄りの地下鉄駅を出たときから、周囲の同方向に歩く人々が全部、同じ部屋の予約を狙うライバルに見えて、威嚇しながら競歩のようにのしのし前進。一番のりで受付を済ませ、結局、同じ部屋を希望した人はいなかったのですんなり予約できました。
気を良くして、同じ建物内にある市の某外郭団体をお尋ねし、3か月先のイベントのことなどを少しお話して次の行先へ。

午後。熊本県内の高齢者施設で、県立劇場の主催による打楽器奏者の方のワークショップを見学。福岡からアーティストさん2名もご一緒してくださいました。参加者は特別養護老人ホームの入居者のみなさんなので、おそらくデイサービス利用者よりもお世話の必要な度合いが高いと思うのですが、アーティストの繰り出すワザに乗ってどんどん楽器で遊び出す・・・見ていらしたご家族の方がノリノリの参加者が疲れるのではないかとご心配されていましたが、何度声をかけてもやめられない。全員でセッションしたあの時間はスゴイとしかいいようがありません。そして演奏を録音したものをあとで聴かせていただいたら、なんとウツクシイ! みんなが互いに音を聴きあってつくった作品になっていました。魔法のアーティストは片岡祐介さん。お世話の度合いが高い高齢者の方ほど音楽が上手になっていく、とおっしゃっていました。「音楽とはこういうもの」という縛りがほどけて自由になるのでしょうね。また、いろんな「チャンネル」でその人のなかに入っていく、とも。どのチャンネルがその方に合うのかを見つけるのがだいご味なのかな。一人ひとりと向き合う作業に近いものがあります。
ああ、おもしろかった。
  


Posted by アートサポートふくおか at 22:06Comments(0)