2013年03月15日

「きりこ」展示終了

「ふくおかから福幸を祈る」ワークショップ&展示、本日無事終了。ご参加、ご観覧いただいたみなさま、ありがとうございました。

今回、会場ビルの3Fということもあり、ふらっと入って来られるお客様は皆無。「きりこ」を見るためにお越しくださる方は正直多くはなかったのですが、おひとりおひとりが震災のことを深く受け止め、ご自分なりに考えようとしておられるので、解説役を兼ねて常駐していた私と話し込んでいかれる方がほとんどでした。

なかでも印象深い出会いは、これまでにもご紹介した宮城県南三陸町ご出身の女性と、同町から避難してこられたお父様。お住まいが近いこともあって、期間中、何度ものぞきにきてくださいました。
ほんの偶然で命が助かったお父様の物語にも心が震えましたが、そのお父様とお母様を支え続けている娘さんは私と同世代ということもあって、高齢のご両親をお世話する御苦労話にも共感。
80歳を超えているお父様は元理容師。現地に森を所有されているそうで、「森の木で家を建て直して住む」とおっしゃって
いるようですが、住む予定の土地はいまだ建設の許可など下りない場所だとか。
いつか帰るおつもりなので住民票は同町に置いたまま。そのために遠隔地では受けられない行政サービスもあると思うの
ですが、アイデンティティの問題が優先なんでしょうね。

ENVISIさんやこの父娘さんとのご縁を大切に、今後も被災地に心を寄せる芸術文化活動を続けていきたいと思っています。
また次の機会にも、みなさまご支援くださいませ。


  


Posted by アートサポートふくおか at 22:54Comments(0)

2013年03月15日

若作家

湯婆婆、4日目。お客様の数は多くないものの、話し込んでいかれる方ばかりなので、本など読むヒマもなく。ウチのNPOが自宅とは別に事務所を構えて、私(あるいはほかのスタッフ)が常駐していたら、こんなふうに人が寄ってくれて縁がつながるんだろうな、とちょっと場所がほしくなりました。

南三陸町ご出身の方、再訪してくださり、お手持ちの資料や震災後の実感がこもった家庭内新聞のコピーなどを持ってきてくださいました。閲覧できるように展示してます。ぜひ見においでください。
展示は15日(金)17時までです。
会場のギャラリー天神アートフレンズは、紳士服のフタタから昭和通を少しだけ西に行ったところ、1Fは明太子のやまやさんが入っているビルの3Fです。近くにふくやさんもありますのでお間違いなく。

そのアートフレンズに展覧会のフライヤーを置いてもらいたいと、ずいぶん若い作家さんが来られていました。高校卒業を記念して一人卒業制作展を行うのだとか。オーナーさんが来られるまで、作品集など見せていただきました。ちゃんと自分の作品を紹介する資料を用意し、広報に各所を回る、アートマネジメントを実践中の若い作家さんに感動。
  


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