2012年06月24日

子どもの芸術体験 これまでの10年、そしてこれから

アートサポートふくおか設立10周年記念事業「子どもの芸術体験のこれから」、無事終了。昼前、大雨警報が出ていないことを確認してJRの駅へ。会場の福岡県吉塚合同庁舎近くの某ディスカウントストアで記録用ICレコーダーを購入。サイトには「駅から4分」と書いてあったのに、20分歩いてもお店が出現せず。またやっちまったぜと思いながら駅に戻るとすぐそばにちゃんとお店がありました。なんで気づかなかったのか。商品をざっと見渡して一番手前の品に決めてすぐにレジへ。これで記録は万全。
とにかくお天気が悪いので、警報が出たり交通機関が止まったらどうしようとオビエつつ会場準備。荒天でおいでになれない方と同じくらい申し込みなしで飛び込み参加された方があり、30名が集まってくださいました。文化施設関係者や行政職員、文化団体やアーティスト、そして学校の先生もご参加くださって、まさに「子どもの芸術体験」をめぐるさまざまな立場の方が一堂に会した感があります。
まずはこの日のためにまとめた「福岡市内における子どもの芸術体験に関する実態調査」結果の概要報告。学校への芸術家派遣型、学校から文化施設等へのお出かけ型、学校外での公募型の3パターンについて可能な限り把握してみた結果、対象が小学生に集中していること、一部の事業(こどもっと大学や劇団四季「こころの劇場」)の件数が多く、それ以外の民間団体や公立文化施設にもがんばってほしい状況であること、そして思った以上に「参加・体験型」が多かったのですが、プログラム内容(質)については精査する必要があること、などを報告しました。
続いての座談会ではNPO法人子ども文化コミュニティの高宮由美子さんと結実企画(むすびきかく)の大福悟さんから、学校での芸術家による活動の実際や、子どもたちの様子・変化、1回かぎりのイベントに終わらないよう先生方との連携をどうつくっていくか、などのお話をしていただきました。後半は休憩中に集めた質問票から学校現場の実態、コーディネーター、アーティストの養成の必要性などが話題に。結論を出せることではありませんが、参加者の方からは「学校の先生の声が聞けてよかった」「アーティストの学校での活動の実際が興味深い」など、異なる立場の方が集まったからこその感想をいただきました。
アートサポートふくおかの活動を始めて10年。当初はわが子の小学校から細々と始めたワークショップ型授業ですが、行政との連携によって制度的に整備され、福岡県内では学校から希望があればアーティストが学校に来てくれる環境ができています。10年続ければ世の中変わるもんだ、と実感。この環境をさらに磨いていくためには、大人も芸術体験を当たり前に楽しめる社会をつくりたいし、芸術体験の意義を言語化することも必要です。今日を節目として、次の10年に向けての一歩を踏み出したいと思います。  


Posted by アートサポートふくおか at 21:31Comments(0)