2012年05月26日

古材の森

午前。春日市ふれあい文化センター芸術文化審議会。今年度から新しく委員をお引き受けしました。初回の会議にも関わらず、先約があったため途中退出。言いたいことだけ発言してさっさと出て行った新入りをほかの委員の皆様はどうのように見送られたでしょうか。

午後。JR筑前前原駅の近く、古民家を再生した「古材の森」へ。企業メセナ協議会のメセナアワードを受賞された㈱油機エンジニアリングさんが再生後の運営まで担っておられるステキなスペース。1階はレストランになっていますが、コンサートや落語、講座などにも利用されているとか。2階は今のところ本格的に活用されていませんが、お客様を迎える顔をした1階とはまた違って、くつろげる場が広がっていました。ざっくばらんで創造的な話をするには2階がよいかも。再生&オープンからすでに5年ほど経つそうで、油機エンジニアリングの社長・牧田隆さんが「眠っていたこの家のDNAがやっと目を覚ました感じがする」とおっしゃったのが大変印象的でした。長く空き家になっていた建築物にあちこち手を入れて使い始めた頃と時間を経過した今とでは、家の中の空気が違うそうです。近隣の地域文化資源を掘り起こし、展示会場やまちづくりのためのディスカッションなどをする場として最適だと思いました。「古材の家」がオープンしたあと、近所に「糸島くらし×ここのき」という、糸島で活動する作家や生産者のこだわりの品を扱うお店も開かれてにぎわっています。こういう場が今後もう少し増えたら、このあたりはぐっとおもしろくなるハズ。
来年のウチの事業は「古材の森」を使わせてもらおうっと。
「古材の森」
http://www.kozainomori.net/maebaru/
  


Posted by アートサポートふくおか at 22:14Comments(0)