2012年01月07日

半径50センチ

午前。明日のワークショップ準備で荷物をわしわしとまとめ、最終の受付名簿など作成。
午後。春日市のクローバープラザで開催されたシンポジウム「若者が社会に立ち向かうために~生きやすい社会の実現に向けて~」に参加。福岡県男女共同参画センターと福岡大学の共同企画によるキャリア教育とのこと。活動内容の報告などを聴いて印象深かったのは、短期的に人に頼る・頼られるのは昨今流行の「絆」を大切に、という話で皆納得するけれども、長期的に人に頼る・頼られては問題だという話。長期的にサポートが必要な人々には社会的な制度で救いの手を差し伸べるべきであって、個人のネットワークを豊かにするだけでなく、社会をどう変えていくのかを考える視点が必要だという指摘がされました。学生たちの活動のなかで「やっぱり頼れる人をつくること、ネットワークが大切だよね」という話で感動してしまう場面があったのかな? そこで思考停止せずに社会に目を向けよ、ということなのだと受け止めました。確かに、「絆」の話になると結論が出たように思いがちですからね。自分のことと半径50センチくらいまでのことしか関心を持たない学生が多いようですから、気をつけなくては。

帰路、来週の授業に使用するDVDを借用。明日のワークショップの講師、会場関係などに電話しながら帰宅。これで準備に遺漏はないな、と思っていたら、夜になって参加者追加の電話。まだわずかながら定員に余裕があるのでありがたいことです。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:04Comments(0)