2010年08月22日

子どもの時間

さらなる原稿書き。子どもの芸術体験の意義をなんとかしてコトバで表現したいと試みているのですが、その試みの一環として1996年~97年に福岡県の子ども劇場さんが実施された事業「ミュージカル『子どもの時間』」を事例にとりあげようとしています。福岡100名、飯塚50名の子どもたちと大人のスタッフが取り組んだ1年3カ月にわたるドラマスクールとミュージカル創作の活動です。きっちり残されている記録から経緯をまとめる作業。
午後は、その「子どもの時間」を子どもとして経験したYさんのお宅にお邪魔してインタビュー。当時の体験とそれが今の「自分」にどう関係しているかを語っていただきました。当時中学生だったYさんにとって、それ以前&以降の経験と切り離してどんな影響を受けたかを尋ねられても答えるのは簡単ではない様子。13,4年前の記憶も鮮明とはいえないようです。それでも、傍目で見ている大人、ではなく、当事者の語る言葉には重みがあります。Yさんだけでなく、何人かの方にご協力いただき、しっかりまとめてみたいと思います。
  


Posted by アートサポートふくおか at 22:33Comments(0)子どもの芸術体験