2009年05月29日

伝わる言葉

最近、公私ともに悲しいことや腹が立つことが多いです。どうしてでしょう。自分の思い通りにならない、思いが伝わらない、不当な扱いを受けているように思える、そんなことがいくつも重なります。相手がわからんちんなのか、自分がもっと謙虚になるべきなのか。私は元来、謙虚な人間なのですが(賛同の声が多数聞こえる)、以前、人前で不当に批難されたとき「この人の言うことに腹が立つのは、私が思いあがっているからかも」と思って反論の言葉を飲みこんだら、具合が悪くなって何年も苦しんだことがあります。やっぱり自分の信念として芯に持っているものは主張すべきだ!とそのとき学びました。
芸術の持つ力を社会に広げる、なんて、わかりづらいことです。説明しないとわからない。説明してもわからないかも。それも、「オレ、きょーみねーし」という人に対する言葉と、芸術の側に立っている人、芸術に絡んでなんらかの利害を持つ人に対する言葉は同じでは伝わらない。それぞれに説得する言葉を持たないといけません。
日付が変わったのですでに昨日になった28日は今年度の福岡県芸術体験講座の打ち合わせでした。5年目を迎え体制も変わって趣旨も変わるのでしょうか。
今日は学生と一般の方に向けて「芸術文化とまちづくり」をテーマに講義をしなくてはなりません。はて、伝わる言葉を紡ぐことができるでしょうか。

ところで帰宅の遅い娘には、それがなぜいけないのかをどう説明すればわかってくれるんでしょう。ああ、伝わらない。



Posted by アートサポートふくおか at 01:32│Comments(0)
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