2008年07月21日

採点終了

久留米大経済学部「地域文化政策論」のレポート採点終了。成績もつけて大学に発送しました。これで前期のお仕事完了。レポートのお題は石橋美術館に関するものだったんですが、この1ヶ月間に私のブログを見てくださった方が検索に使った言葉にやたらと「石橋美術館」「石橋正二郎」が多いのはなんだかな。レポートの多くがウェブ上で探した資料の切り貼りを含んでいました。イマドキはウェブで探せないお題を出すほうが難しいです。当然ながら切り貼りだらけでは評価は低く、拙くても自分なりの考えを述べているものを高く評価しました。採点基準も話しておいたはずですが。
「もし、石橋美術館が財政難から閉館の危機に陥ったら、あなたならどうする?」という設問には「寄付を募る」「署名活動をする」というオーソドックスな答えから、来館者を増やし収入増を図るためのイベント案を考えた回答までいろいろありましたが、かなりの数の学生が、経営改革の案をひねり出そうとしているのが、私にはフシギに思えました。美術館の経営に関するデータはほとんど示していないので、検討のしようがないと思うんですけど、経済学部の学生って、こういう思考回路になるように教育されているんですね。
ちなみに実際の石橋美術館が財政難で閉館の危機に瀕しているわけではありませんので、ご安心を。



Posted by アートサポートふくおか at 21:03│Comments(0)
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