2013年12月15日

どっこい生きていく

午前。NPO法人子ども文化コミュニティさん&福岡市の「はじめての芸術との出会い」事業、韓国の劇団マシルによる乳幼児親子対象のワークショップをちょっとだけお手伝い。ワークショップの様子ものぞかせていただきました。参加者数と同じくらいのギャラリーがいる環境なので、日常と異なる環境に敏感になる赤ちゃんとあんまり関係のない子とがいて、導入にたっぷり時間をとったゆるやかな流れ。影絵やドローイングも交えて、親子が親子として出会えた奇跡に感謝できる機会が提供されていました。子ども文化コミュニティのスタッフの方々と私の会話「20年前に戻って我が子とこのワークショップに参加したかった」「孫に期待するしかないですね」「孫を産んでくれるかどうかねぇ」。
ワークショップ後、同じく韓国から招かれたチェ・ヨンエ先生、ジャッキー・E・チャン先生とお話することができました。ベビードラマに関わる専門家のお二人、日本と韓国の状況の違いなどに言及した際、チェ先生が「韓国人はあまり考えず行動する。日本人のじっくり考えるところは美点」と言ってくださいました。考えすぎて行動しないと弱みになっちゃいますが。私自身はきちんと考えて動く性格、かと思いきや、けっこう走ってから考えるところがあって自分でもよくわかりません。

午後。熊本の劇団きらら「踊り場の女」福岡公演千秋楽へ。最後まで冷静に観ていたのに、客出しで表に出られた池田美樹さんが泣いているのを見たらもらってしまいました。私は苦いものを避けて通る人間ですが、「こんな思いをしてまで生きていなくてはいけないのか」という経験を何度かしました。それでも人は生きていく。そして生きていける。公演からの帰路、駅までいろんなことを考えて泣きながら歩いたけど、晩御飯のおかずはちゃんと買ったし明日の仕事の段取りもしました。こんなふうだから私はどっこい生きていけるんだなぁ。



Posted by アートサポートふくおか at 22:12│Comments(0)
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