2013年09月22日

乳幼児から高齢者まで

午前。「はじめての芸術との出会い」事業、人形劇団の公演2日目。今日は客席内で見せていただきました。その代りメモはとれませんが。周囲の親子さんの様子が、ヨコから見ていてはわからない様子が感じられました。少し離れたところに座る2人の子どもを見守りながら、舞台上で展開される兄妹の物語を「ふふふ」と笑いあいながら観ているご夫婦。しあわせ家族のオーラをたくさん浴びました。一方で、親御さんから離れて座る子ども席に、なんとか我が子を座らせようとする方を見かけてちょっと複雑な思い。1人でおとなしく座れるよい子でいてほしいお母さん。お母さんの期待に応えたいけど知らない子に混じって1人で座るのはイヤな子ども。葛藤してました。
午後。高齢者の方々が入居、デイケアサービスを受ける施設で敬老会の様子を見学させていただきました。コンサートへの反応を見て勉強。

乳幼児と高齢者、振り幅の大きい対象者のための芸術文化事業を体験させてもらった1日。いずれもよそのNPOさんの事業ではありますが、当初、小学校を中心的な対象として活動を始めたアートサポートふくおかが、ふと気づくとずいぶん幅広い領域に関わるようになったものです。なんだかシミジミしました。
  


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2013年09月22日

自在な遊びの場

「はじめての芸術との出会い」事業、人形劇団「ひぽぽたあむ」公演のお手伝い。今回もかわいい赤ちゃん、小さな子どもたちにたくさん会うことができました。主人公が泣けば一緒に泣き、つらい思いをしていたらぐずりだす、おそるべき感性のヒトたち。言葉の意味なんか理解してないはずなんですけどね。
公演後はワークショップで人形づくり。豊富な色と種類の材料を前に、少しばかり工作がニガテな人でもテンションがあがります。比較的おとなしい親子さんが多い印象でしたが、自分の作品をみんなに紹介するよう講師に促す積極的男児がいました。そして「すごいねぇ」と大人たちからほめられ満足すると、今度はほかの子の作品も紹介するように催促。自ら拍手を贈る心遣いも見せていました。自分が満たされるとほめる側に回るんですね。ワークショップも終盤になると、彼は材料を並べたテーブルについて「いらっしゃい、いらっしゃい」とお店やさんに変身してました。自由自在な遊びの場です。

この事業は地元アーティストの研修の場にもなっているので、お客様が帰られたあとはバックステージツアーや意見交換など。奥の深い人形劇の世界&乳幼児の世界にふれるにつけ、わが子育てにこういう世界が欠けていたことが残念でならない母なのでした。
  


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