2012年03月04日

再生

朝から北九州へ。枝光本町商店街で行われた「おでかけ朗読会」に参加。東京デスロックの多田淳之介さんとのこされ劇場≡の市原幹也さんが、それぞれに選んだ詩を相手に読んでもらう、それも商店街のどなたかに捧げる形で、という企画。本日が公演の最終日、しばらくの間一緒に過ごした2人が、またそれぞれの道を歩いて行く節目の時だったことと、商店街のおじさま・おばさまと演劇人たちの温かい関係がつくりだす、ちょっと稀な「公演」でした。お昼はお蕎麦屋さんでカレーそばをいただき、そのまま東京デスロック+のこされ劇場≡合同公演「再/生」の時間までまったりと休憩。名古屋から来られた「長者町まちなかアート発展計画」のKさんとおしゃべり。こちらの活動もおもしろそうです。
http://cmahpj.seesaa.net/

「再/生」公演はテーマが重なるので、どうしても昨日のいわき総合高校演劇部の公演との比較をしてしまいます。被災地の話を被災した高校生が演じるというだけでなく、「喪失からの再生」の痛みと救いが個別具体的に&感情に伝わってきた昨日の公演。本日の作品は抽象的一般的で知的感性に働きかける「再生」。後者は観た人が「どう観たか」を語り合うとよりおもしろかったかな、と、帰りの電車の中で考えたりしました。  


Posted by アートサポートふくおか at 23:26Comments(0)